明日の株式相場見通し=ショックの後遺症からリスク回避の売り継続
あす(24日)の東京株式市場は、きょう日経平均株価が、前日比600円超と急落したショックの後遺症から、極端な買い手控えムードのなかリスク回避の売りが継続しそうだ。日経平均は下値模索の推移となりそうだ。
市場関係者からは「ひと足先に決算発表が本格化している米株式市場で、ガイダンスリスクを回避したい投資家が売りを先行させ、米株価指数先物が時間外で下落。これに連動して日経平均が下げ幅を広げるパターンが続いている。きょうは、これに中国・上海総合指数の大幅反落が加わり、日経平均は後場も下落幅を広げた。発表が本格化する日本企業の7~9月期決算や下期(10月~19年3月)の業績見通しが良好でも、その先に対する不透明感が、押し目買いを手控えさせているようだ」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、主力株をはじめほぼ全面安商状となり日経平均株価は600円を超える急落となった。日経平均株価終値は、前日比604円04銭安の2万2010円78銭と急反落した。
日程面では、臨時国会召集・安倍首相が所信表明演説、22日時点の給油所の石油製品価格、気象庁3カ月予報に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米9月の新築住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)