明日の株式相場見通し=海外相場依存で方向感乏しい、下値固まらず不安感は持続
あす(25日)の東京株式市場では、引き続き海外株式相場や外国為替市場の動向に左右されながらの方向感に乏しい展開が予想される。日経平均株価は、終値ベースでみて10月2日の高値から約2200円と大幅下落しているものの、下値固めの兆しが見えてこないことから、買い手控え姿勢のままとなりそうだ。
市場関係者からは「きょうの相場では、後場に入って中国・上海総合指数の上昇を好感して日経平均が一時、前日比200円高近くまで上昇し、80円高で反発して引けたことよりも、前場終了間際の取引時間中に、2万2000円台を割り込んで、前日の取引時間中の安値(2万1993円)を下回ったことの方が頭に残った。下値が固まる機運が明確にならないと、押し目買いよりも決算発表に伴うガイダンスリスクを避けたいとする売りが優勢にならざるを得ない」との見方が出ていた。
日程面では、安倍首相が訪中(~27日)、9月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会、トルコ中銀の金融政策決定会合、独10月のIfo景況感指数、韓国7~9月期のGDP、米9月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)