今日の為替市場ポイント:日米株高を意識してリスク回避の円買いは引き続き抑制も

通貨
2018年11月1日 9時51分

10月31日のドル・円相場は、東京市場では113円02銭から113円33銭まで上昇。欧米市場

でドルは一時113円39銭まで買われたが、112円81銭まで反落し、112円99銭で取引を終え

た。

本日11月1日のドル・円は、113円を挟んだ水準で推移か。米国株高や米長期金利の上昇を意識してリスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性が高いとみられる。

報道によると、米ホワイトハウスと下院歳入委員会の共和党メンバーは10月31日、「中間層向けの10%減税について来年に迅速な行動を取る」との共同声明を発表した。7-9月期国内総生産(GDP)の成長率は前期比年率+3.5%と4-6月期の4%台の水準からは減速したものの、依然として好調な状態を維持している。

ただ、2019年については、大規模減税政策の効果が剥落し、経済成長は減速していく可能性が高いとみられている。二国間の貿易協議を通じて米国の輸出が大幅に伸びる保証はないため、個人消費の拡大につながる政策を導入することは不自然ではないとみられている。問題となるのは長期金利が再び上昇し、個人消費を抑制する可能性があることか。米連邦準備制度理事会(FRB)は2019年に3回程度の利上げを計画しているが、長期金利の動向をこれまで以上に注意深く観察し、金利上昇を適度に抑制していく方針を維持するとみられる。

《US》

提供:フィスコ

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