明日の株式相場見通し=米中間選挙を前に手控え、日経平均はもちあい推移に
あす(6日)の東京株式市場は、米中間選挙を目前にして、市場参加者にその結果を見極めたいとする姿勢が強まることから、売り買いともに手控えムードとなりそうだ。日経平均株価は小幅なレンジでのもちあい推移が予想される。
市場関係者からは「“トランプ米大統領が、中国との貿易交渉の合意に向けた草案作成を指示した”との報道を、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が否定したことで、米中通商交渉の早期妥結への期待感が後退し、きょうの東京株式市場は輸出関連株を中心に大幅安となった。さらに、秋物商品の販売不振で10月の既存店売上高が前年同月比で10%減少した「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング<9983>の株価が急落し、1銘柄で日経平均を約106円分押し下げた」との見方が出ていた。
週明け5日の東京株式市場は、米株安の流れを引き継ぎ、前週末の地合いとは打って変わって日経平均株価は大きく下値を探る展開を余儀なくされた。日経平均株価終値は、前週末比344円67銭安の2万1898円99銭と急反落した。
日程面では、販促ツール制作及び発送関連を中心とした広告プロモーション事業、新卒・若年者及び外国人留学生向け採用広報事業、大学・専門・中高の学生・生徒募集及び外国人留学生向け学校広報事業を手掛けるアクセスグループ・ホールディングス<7042>が東証ジャスダック市場に新規上場する。
このほかに、9月の家計調査に注目。海外では、米中間選挙、EU財務相理事会が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)