グローリーが続急騰、上期経常は45%増益、配当増額と自社株取得も好感
貨幣処理機大手のグローリー <6457> が続急騰。6日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比45.3%増の69.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。
国内で金融市場向けに主力の「オープン出納システム」、窓口用「紙幣硬貨入出金機」が好調だったほか、コンビニエンスストア向けレジつり銭機、警備輸送市場向け売上金入金機の販売も伸びた。一方、海外向けは採算悪化や一時的な生産調整で大幅減益に沈んだ。また、円安進行で為替差損が減少したことも利益を押し上げた。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の62円→64円に増額修正したことも支援材料となった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の3.51%にあたる220万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことを好感する買いも向かった。
株探ニュース