サンデンHDは急反落、海外主要顧客の販売減響き19年3月期業績および配当予想を下方修正
サンデンホールディングス<6444>は急反落し年初来安値を更新している。7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を2950億円から2800億円(前期比2.6%減)へ、営業利益を70億円から30億円(同45.1%減)へ、最終利益を40億円から5億円(同88.3%減)へ大幅下方修正したことが嫌気されている。
自動車機器事業で、米中を中心とした通商政策や車両規制の変化などの影響により、アジア・中国・欧州における主要顧客の販売減による影響が見込まれるとしている。収益性向上に向けたコスト構造改革に取り組んでいるものの、販売減の影響をカバーできない見通しだ。
同時に、従来20円を予定していた期末一括配当を無配にすると発表しており、これも売り材料視されている。これにより3期連続で無配となる予定だ。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1374億7400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益7800万円(同95.7%減)、最終損益11億8400万円の赤字(前年同期23億9100万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)