<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年11月9日

市況
2018年11月9日 17時19分

今週の日経平均終値は22250円25銭、前週末比6円59銭高でした。

米中間選挙を無事に通過した安心感から今週も日経平均は上げましたが、週間高値は先々週の週足大陰線の高値を超えられず、先行きの業績懸念を払拭するには至りませんでした。先々週の週足大陰線は日経平均を長らく下支えてきた52週移動平均線を明確に割り込む象徴的な足であり、日本企業の業績が曲がり角を迎える可能性を織り込み始めた最初の足でもあります。その大陰線を完全に埋め切るまで株価が戻せば懸念解消につながる可能性があったのですが、結果はわずかとはいえ届かず、ケイ線的には調整局面の継続ということになっています。ただ、先週から今週の大きな戻りで当面の底も入ったようで、10月下旬の安値(2万971円)は現状の景気認識の中において一番底になったといえるでしょう。今後はその10月安値と昨日の高値(2万2583円)の間でしばらくの間は日柄整理を続けることになります。今後の注目点は月末の米中首脳会談と来年1月の日米貿易交渉となります。米中間選挙の結果を受けてトランプ政権は外交・通商で一段と保護主義色を強めてくることが予想され、貿易黒字国である中国、日本にとってはまた厄介な局面を迎えます。これらをクリアするまでは上値抑制的な相場となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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