話題株ピックアップ【昼刊】:GMOクラウ、ブレインP、ソースネクス

注目
2018年11月13日 11時39分

■ハーバー研究所 <4925>  9,430円  +1,500 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在

無添加化粧品メーカーのハーバー研究所 <4925> [JQ] が急反騰。12日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比57.5%増の10.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。特定地域での広告戦略の最適化やテレビCM・ネット広告・プロモーションを継続し、新規顧客が順調に増加した。品目別では主力の基礎化粧品のほか、メイクアップ化粧品や栄養補助食品・雑貨が2ケタ増収を達成。販売ルート別では百貨店向けが大きく伸びた。同社の業績は下期偏重の傾向がある。上期経常利益の通期計画25億円に対する進捗率は前年同期の27.2%を上回る40.9%に達しており、好調な業績が評価する買いが向かった。

■GMOクラウド <3788>  3,590円  +545 円 (+17.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

GMOクラウド <3788> が急反発。12日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比54.5%増の11.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。SSL証明書の需要増加などを背景に、国内やアジアで電子証明書の発行が拡大したセキュリティ事業が収益を牽引した。データセンターの効率化でクラウド・ホスティング事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。通期計画の11.6億円に対する進捗率は99.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ジャストシステム <4686>  2,488円  +190 円 (+8.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

ジャストシステム <4686> が急反発。12日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比38.8%増の47.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は個人向けに「一太郎」「ATOK」といった文書作成ソフトの販売、小中学生向け通信教育「スマイルゼミ」を展開するほか、法人向けには営業支援クラウドサービスやデータベースソフトなどのソリューションを提供している。上期は個人向け、法人向けともに高機能で付加価値の高い新商品・サービスの提供に注力し、23.9%の大幅増収を達成。売上高、経常利益ともに上期ベースの過去最高を更新した。

■ブレインパッド <3655>  6,420円  +300 円 (+4.9%)  11:30現在

ブレインパッド<3655>が波乱相場の間隙を縫って続伸。前日に業績予想の増額修正を受けストップ高に買われたが、きょうも目先筋の売りをこなし上値を指向している。同社はディープラーニング分野の研究開発の草分けで、人工知能(AI)を活用したビッグデータ分析などアナリティクス事業が好調で収益を牽引。RPA分野にも傾注しており、成長期待が強い。前日の取引時間終了後にRPAテクノロジーズと共同で「RPA×AI導入支援パッケージプラン」の提供開始を発表、これが株高を後押しする格好となっている。

■ソースネクスト <4344>  1,083円  +48 円 (+4.6%)  11:30現在

ソースネクスト<4344>が全体急落相場のなか頑強な値動きで目を引く。国内外でサイバー攻撃への対応が必須課題となるなか、同社は「ZEROウイルスセキュリティ」を手掛け、セキュリティー関連株として注目されるほか、訪日外国人プロモートの一翼を担う、同社のAI通訳端末「ポケトーク」の最新モデル「ポケトークW」への期待も大きい。前日取引終了後、この「ポケトークW」が海外旅行オプションツアー予約サイトの「タビナカ」で同日からレンタルを開始したことを発表、これを材料視する買いが下値を支えている。また、11月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施する予定で、分割権利取り狙いの買いも根強く入っている。

■東芝 <6502>  3,755円  +120 円 (+3.3%)  11:30現在

東芝<6502>が3日ぶりに反発。同社はこの日、自社株買いを実施しており午前8時45分に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、1株3635円で3322万8600株を約1207億円の取得金額で買付けた。同社は8日の決算発表とともに上限7000億円の自社株買いを決議している。取得期間は19年11月8日までとされており、今回取得できなかった残りの金額分の自社株買いに対する期待も膨らんでいる。

■ヤオコー <8279>  6,580円  +210 円 (+3.3%)  11:30現在

ヤオコー<8279>が4日続伸。全般下落相場のなか、逆行高となっている。同社が12日取引終了後に発表した第2四半期(4~9月)の連結営業収益(売上高に相当)は前年同期比6%増の2158億8900万円、営業利益は同8%増の108億4500万円と増収増益だった。生鮮食品やプライベートブランド商品などが好調だった。19年3月通期の営業利益予想173億円に対する進捗率は約63%に達しており、今期業績の上振れ期待も膨らんでいる。

■MDV <3902>  1,311円  -400 円 (-23.4%) ストップ安売り気配   11:30現在  東証1部 下落率トップ

メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ安ウリ気配。2日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を47億円から35億円(前期比8.5%増)へ、営業利益を7億9900万円から2億800万円(同63.4%減)へ、最終損益を4億9100万円の黒字から収支均衡(前期3億5400万円の黒字)へ下方修正したことが売り材料視されている。子会社MDVコンシューマー・ヘルスケア社およびMDVトライアル社の事業進捗が遅れていることに加えて、「CADA-BOX」事業や病院向けパッケージ商品の受注が計画を大きく下回っていることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計の連結決算は売上高24億300万円(前年同期比14.0%増)、営業損益1800万円の赤字(前年同期1億7100万円の黒字)、最終損益1億4200万円の赤字(同7500万円の黒字)だった。

■TATERU <1435>  516円  -100 円 (-16.2%) ストップ安売り気配   11:30現在  東証1部 下落率3位

TATERU<1435>はストップ安ウリ気配。12日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を766億1100万円から722億3800万円(前期比7.8%増)へ、営業利益を71億1300万円から30億6000万円(同48.1%減)へ、純利益を48億1500万円から33億8900万円(同15.2%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益としたことが嫌気されている。顧客から提供を受けた預金残高データを改ざんし、実際より多く見せて金融機関に提出して融資審査を通りやすくしていた件の影響で、TATERU Apartment事業において顧客からの受注の取り消しや工事の進捗悪化による引き渡しの遅延が発生していることが要因という。また、土地の仕入れ単価が計画を上回っていることなども利益を押し下げるとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高508億1400万円(前年同期比20.1%増)、営業利益25億5100万円(同12.6%減)、純利益32億1200万円(同72.4%増)だった。

■カナモト <9678>  3,620円  -500 円 (-12.1%)  11:30現在  東証1部 下落率7位

12日、カナモト <9678> が225万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限45万株の第三者割当増資を実施するほか、公募による自己株処分75万株を発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約7.5%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は11月20日から27日までのいずれかの日に決定する。最大で約121億円の調達資金については、レンタル用資産の取得に関わる割賦債務などの返済資金の一部に充てる。

■帝国繊維 <3302>  2,358円  -315 円 (-11.8%)  11:30現在  東証1部 下落率8位

12日に決算を発表。「7-9月期(3Q)経常は66%減益」が嫌気された。

帝国繊維 <3302> が11月12日大引け後(15:30)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比93.6%増の38.4億円に拡大し、通期計画の45億円に対する進捗率は85.5%に達し、5年平均の58.7%も上回った。

⇒⇒帝国繊維の詳しい業績推移表を見る

■井関農機 <6310>  1,814円  -211 円 (-10.4%)  11:30現在

井関農機<6310>が急反落し年初来安値を更新している。12日の取引終了後、18年12月期の連結業績について、売上高を1580億円から1550億円(前期比2.1%減)へ、営業利益を45億円から32億円(同19.1%減)へ、純利益を32億円から14億円(同50.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。国内における農機製品および施設工事などの売り上げ減少などを織り込んだことに加えて、売り上げの減少による売上総利益の減少と減産に伴う製造固定費の負担増などが響く見通し。また、持ち分法投資損失の悪化も最終利益を押し下げると見込んでいる。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高1191億8600万円(前年同期比1.1%減)、営業利益35億9100万円(同22.5%減)、純利益22億1900万円(同33.4%減)だった。

■新東工業 <6339>  904円  -88 円 (-8.9%)  11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常を一転7%減益に下方修正」が嫌気された。

新東工業 <6339> が11月12日大引け後(15:40)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.5%減の21.7億円に減り、従来予想の29億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の63億円→56億円(前期は59.9億円)に11.1%下方修正し、一転して6.6%減益見通しとなった。

⇒⇒新東工業の詳しい業績推移表を見る

■アルファクス <3814>  1,720円  +300 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在

アルファクス・フード・システム <3814> [JQG]がストップ高。12日大引け後に発表した18年9月期の経常利益(非連結)は前の期比3.2%増の1億2900万円と、従来の減益予想から一転増益で着地。続く19年9月期も前期比2.1倍の2億6800万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は外食業界で省力化需要が高まるなか、基幹業務サービスや注文システムなどの利用件数が伸び、13.5%の増収を見込む。前日終値ベースの予想PERが41.2倍→19.4倍に急低下したことも支援材料となった。

■ナビタス <6276>  461円  +80 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在

ナビタス<6276>がストップ高。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高25億100万円(前年同期比15.9%増)、営業利益1億3700万円(同2.7倍)、純利益1億7600万円(同6.1倍)と大幅増益となり、従来予想の営業利益7500万円を大きく上回って着地したことが好感されている。装置事業が、省力化・自動化設備ニーズを背景に好調に推移したほか、国内連結子会社の成形転写事業における海外向け転写フィルムの堅調な利益確保が業績押し上げに貢献した。また画像検査事業が、カード・ラベル業界などからの高評価による受注・売り上げともに順調に推移したことも寄与した。

■EAJ <6063>  1,094円  +150 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

日本エマージェンシーアシスタンス <6063> [JQ]がストップ高買い気配。12日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比13倍の1億2500万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。海外出国者数の増加を背景に、海外旅行保険の付帯サービスが大きく伸びたことが寄与。人件費の増加やカナダの新アシスタンスセンター設置費用などを吸収し、大幅増益を達成した。通期計画の1億円をすでに25.0%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄

バンクオブイ <4393>  2,608円  +500 円 (+23.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

チエル <3933>  900円  -300 円 (-25.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

ダイキアクシス <4245>  1,050円  -300 円 (-22.2%) ストップ安売り気配   11:30現在

など、4銘柄

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