話題株ピックアップ【夕刊】(3):オイシックス、ケーズHD、平田機工
■オイシックス・ラ・大地 <3182> 1,860円 +18 円 (+1.0%) 本日終値
オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が高い。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結営業利益が前年同期比4.7倍の11.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力のオイシックスで定期食材宅配サービスの会員数が2ケタ増加したうえ、原価率の改善や購買単価の上昇で採算も改善したことが寄与。2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積みも収益を押し上げた。通期計画の18億円に対する進捗率は61.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ケーズホールディングス <8282> 1,257円 +6 円 (+0.5%) 本日終値
13日、ケーズホールディングス <8282> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.98%にあたる700万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月14日から19年2月28日まで。
■平田機工 <6258> 5,960円 -1,000 円 (-14.4%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率4位
平田機工<6258>は大幅続落で年初来安値を更新。同社は13日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を950億円から830億円(前期比11.9%減)へ、営業利益を65億円から52億円(同44.5%減)へ、最終利益を44億円から38億円(同43.0%減)へそれぞれ減額した。自動車関連生産設備事業では、当初受注を見込んでいた燃料電池車向けの設備を始めとする大型の設備投資計画が延期された。加えて、半導体関連生産設備事業でも、有機EL搭載のスマートフォンの販売計画の進捗遅れにより、有機EL蒸着装置の設備投資も先送りとなっていることが下方修正につながった。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高348億5500万円(前年同期比26.4%減)、営業利益35億2500万円(同39.3%減)、最終利益26億1400万円(同34.1%減)だった。
■アミューズ <4301> 2,601円 -246 円 (-8.6%) 本日終値
13日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は35%減益」が嫌気された。
アミューズ <4301> が11月13日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比55.6%増の19.6億円に拡大したが、通期計画の39.9億円に対する進捗率は49.2%にとどまり、5年平均の58.1%も下回った。
■荏原 <6361> 2,980円 -275 円 (-8.5%) 本日終値
13日に決算を発表。「今期経常を14%下方修正」が嫌気された。
荏原 <6361> が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は199億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の360億円→310億円に13.9%下方修正した。
■アプライド <3020> 1,668円 +300 円 (+21.9%) ストップ高 本日終値
アプライド<3020>はストップ高の1668円に買われている。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高139億700万円(前年同期比5.9%減)、営業利益5億2000万円(同9.5%増)、純利益3億4400万円(同18.7%増)となり、従来予想の営業利益4億8000万円を上回って着地したことが好感されている。パソコン・ゲーム事業は苦戦したものの、大型店舗による店舗販売の強化や品揃えの充実を図った化粧品・雑貨事業が好調に推移した。また、出版・広告事業も好調だった。
■バリューデザイン <3960> 2,835円 +500 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
バリューデザイン<3960>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後に、19年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表。営業損益が200万円の黒字(前年同期は3000万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は4億8100万円(前年同期比17.5%増)で着地した。主力のハウスプリペイドカード事業は、大手飲食チェーンやスーパーマーケットなどでの利用が好調で取扱高が大きく伸長。新規受注ではホームセンターなど新たな業態での導入も増加した。
■ベネフィットジャパン <3934> 933円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
ベネフィットジャパン <3934> がストップ高カイ気配。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比27.1%増の4.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のMVNO事業で一般顧客向け通信サービス「ONLYSERVICE」の利用者数が急増し、月額利用料が大きく伸びたことが寄与。なかでも、ルーターとSIMカードをパッケージ化したモバイルWiFiの回線利用者数が拡大した。他業種とのアライアンスや民泊事業者など新たな領域の開拓が奏功した。
●ストップ高銘柄
アテクト <4241> 1,720円 +300 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
くふうカンパニー <4399> 880円 +150 円 (+20.6%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
ジーニー <6562> 860円 -300 円 (-25.9%) ストップ安 本日終値
MDV <3902> 1,011円 -300 円 (-22.9%) ストップ安 本日終値
相模ゴム工業 <5194> 1,877円 -500 円 (-21.0%) ストップ安 本日終値
壽屋 <7809> 1,595円 -400 円 (-20.1%) ストップ安 本日終値
ダブルスタンダード <3925> 4,300円 -1,000 円 (-18.9%) ストップ安 本日終値
など、10銘柄
株探ニュース