東京株式(前引け)=反落、米株安受け売り先行も下げ渋る
15日前引けの日経平均株価は前営業日比54円61銭安の2万1791円87銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は7億2408万株、売買代金概算は1兆842億3000万円。値上がり銘柄数は1138、対して値下がり銘柄数は884、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前日の米株安などを引き継ぎ売り先行でスタートしたが、下値では押し目買いが厚く寄り後は徐々に下げ幅を縮小した。米アップル株の下落が話題となるなか、東京市場でもその余波が懸念されたが、電子部品株や半導体関連株への影響は限定的だったことで、投資家の不安心理がやや後退した。中国株や香港株がきょうは堅調な値動きをみせていることも全体相場の支援材料となっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下落した。武田薬品工業<4502>が軟調、ファナック<6954>も売りに押された。学研ホールディングス<9470>がストップ安、ジーンズメイト<7448>も急落した。半面、キーエンス<6861>が堅調、資生堂<4911>も買い優勢。アイビーシー<3920>は商いを膨らませストップ高。ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、オプティム<3694>、宮越ホールディングス<6620>なども値幅制限いっぱいに買われた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)