東京株式(大引け)=42円安、売り一巡後下げ渋り値上がり数は1100超

市況
2018年11月15日 15時49分

15日の東京株式市場は日経平均が反落。ただ、日経平均は朝方にこの日の安値をつけ、戻り歩調となり、後場も売り物を吸収して底堅さを発揮した。

大引けの日経平均株価は前営業日比42円86銭安の2万1803円62銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は15億54万株、売買代金概算は2兆3409億1000万円。値上がり銘柄数は1111、対して値下がり銘柄数は911、変わらずは89銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが約200ドルあまり下げて4日続落となったことを受け、朝方はリスク回避の流れを引き継いだ。為替市場も足もと円高に振れ、買い手控えムードを助長した。しかし、米アップル株の急落による影響が懸念されるなか、電子部品や半導体関連の下げ幅が限定的なものにとどまり、過度な不安心理が後退。取引時間中は中国・上海株をはじめアジア株が強い動きをみせたことも支援材料となった。業種別には米金融株安の影響もあって銀行や保険など金融株への売りが目立つ一方、サービスや電力ガス、不動産などを拾う動きが観測された。また、時価総額上位の主力株は下げる銘柄が多かったものの、中小型株に買い向かう動きが広範囲に及び、結局、値上がり銘柄数は1100を超え値下がり銘柄数を200も上回った。

個別では、キーエンス<6861>が高く、NTT<9432>も堅調。リクルートホールディングス<6098>、資生堂<4911>も買い優勢だった。また、中小型株はストップ高銘柄が相次いだ。アイビーシー<3920>、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、オプティム<3694>、宮越ホールディングス<6620>、チェンジ<3962>が値幅制限いっぱいに買われ、キトー<6409>、IDOM<7599>、マイネット<3928>なども大幅高に買われた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。東海カーボン<5301>が売られ、武田薬品工業<4502>も軟調、ファナック<6954>も冴えない。オープンハウス<3288>が一時ストップ安、ジーンズメイト<7448>も急落。イーレックス<9517>、学研ホールディングス<9470>が値幅制限いっぱいに売られ、トリドールホールディングス<3397>も大幅安となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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