AOI TYO Holdings---3Q減収なるも、実行利益率は改善し営業利益の減少は限定的

材料
2018年11月15日 18時17分

AOI TYO Holdings<3975>は14日、2018年12月期第3四半期(18年1月-9月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.0%減の453.68億円、営業利益が同32.8%減の23.65億円、経常利益が同29.6%減の23.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.9%減の15.20億円となった。

第3四半期連結累計期間について、売上高は広告主に直接ソリューションを提供する事業やイベント、PR事業においては堅調に推移し、海外事業においてはマレーシアの広告制作会社を新たに連結子会社化したこと等により前年同期比増加したが、主力の広告映像制作事業においては、案件受注段階からの採算性を重視した収益管理の徹底や働き方改革を推進するために受注コントロールを行ったこと、プリント売上が減少したこと等に伴い、前年同四期比減少した。また、第2四半期以降の売上高はほぼ前年並みとなっているが、第3四半期末の受注残高は13.46億円(前年同期末比22.3%減)となっている。但し、前年同期末の受注残高には、大型の映画案件や翌期に売上計上される大口の長期案件等が含まれている。

一方、利益面では、新会社設立やオフィス移転等による費用の増加もあったが、広告映像制作事業で前期から取り組む外部支出原価の管理徹底が浸透したこと等により、営業利益の前年同期比減少幅は、売上高の減少に比して限定的となっている。

2018年12月期通期については、売上高が前期比9.2%減の640.00億円、営業利益が同17.7%減の38.00億円、経常利益が同15.8%減の37.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.3%減の23.00億円とする8月10日発表の業績予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.