米国株見通し:引き続き原油や米長期金利の動向に注目

市況
2018年11月15日 21時29分

S&P500先物  2707.50(+ 9.00) (21:10現在)

ナスダック100先物  6811.50(+43.25) (21:10現在)

21時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比90ドル高程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、15日の米株式市場は買い先行気味に始まりそうだ。

前日の米株式市場は、原油相場の上昇でエネルギーセクターを中心に買い戻しが先行。しかし、10月消費者物価コア指数の伸び鈍化で米長期金利が低下、金融株に売りが広がって指数は下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は市場終了後の会合で、「米経済は成長が可能であり、さらに速いペースで成長することができると確信する」とし、緩やかな利上げを続ける姿勢を示した。ただ、世界経済にやや減速する感じあると指摘、また、国内では住宅市場の減速の兆候を注視するとの見方も示した。米10年債利回りは現在3.10%台に低下している。NY原油先物は、米国内在庫の増加予想から軟調推移が見込まれる。

本日発表となる米経済指標は、10月小売売上高が注目される。前月まで2カ月連続で伸び鈍化の後、拡大が予想されており、株式市場にはポジティブな材料になりそうだ。一方、11月NY連銀製造業景気指数や11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数はやや低下が予想され、ピークアウト感が強まる可能性も。決算発表は、JCペニー、ノードストローム、ウォルマート、エヌビディアなどがある。

《KK》

提供:フィスコ

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