NY株式:NYダウは208ドル高、米中貿易摩擦を巡る懸念後退

市況
2018年11月16日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は208.77ドル高の25289.27、ナスダックは122.64ポイント高の7259.03で取引を終了した。英国の欧州連合(EU)離脱交渉により閣僚辞任が相次いでいるほか、メイ首相への不信任投票への動きが広がっており、金融市場への混乱波及を嫌気した売りが先行。ダウ平均は一時300ドル近い下落となった。しかし、米中高官協議が本格化し、貿易摩擦問題収束への楽観的な見方が広がったほか、パウエルFRB議長が米経済への自信を示したことも好感され、上昇に転じた。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・生活必需品小売や不動産が下落した。

百貨店のJCペニー(JCP)は、既存店売上高が予想を下振れたものの、在庫処分を目的とした値引き販売などの事業改革が終了間近との見方が広がり大幅上昇。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、決算内容が好感され堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、モルガン・スタンレーが成長を続けるサービス部門の重要性を指摘し買われた。一方で、小売最大手のウォルマート(WMT)は売上高が予想を下振れ下落した。SNSのフェイスブック(FB)は、プライバシー問題に関して対応が遅れ、不十分であった内情をNYタイムズ紙が詳細に報じ売られた。

百貨店のノードストローム(JWN)は、マーケット終了後に8-10月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、1株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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