アップル下げ止まりも欧米の不透明要因多く/後場の投資戦略

市況
2018年11月16日 12時16分

日経平均 : 21690.91 (-112.71)

TOPIX  : 1628.79 (-10.18)

[後場の投資戦略]

米モルガン・スタンレーによる、「投資家はiPhoneの販売台数を気にしすぎだ」との指摘が伝わったことにより、米アップル株が6営業日ぶりに反発。東京市場でも朝方はTDK<6762>などの電子部品関連に買いが先行した。しかし、11-1月の売上高見通しが市場予想を大幅に下回ったエヌビディア、売上高・利益見通しともに市場予想を下回ったアプライドマテリアルズの2社による時間外取引での急落に東京市場は引きづられる格好となった。

また、その他の海外市況では、英国における複数の閣僚辞任を受けて離脱協定案が議会で承認されることは難しくなったとの見方が広がるなか、与党・保守党の離脱推進派はメイ党首の不信任投票を求めており、英国政治の不確実性は一段と高まっている。欧米の動向を受けた、日本国内の金融市場への混乱波及を嫌気した売りも増えやすいなか、東京市場はオーバーウィークのポジションを取りにくい状況となろう。物色としては、内需・ディフェンシブ銘柄に対する消去法的な買いに留まりやすいなか、午後にかけて中国株の下落幅が拡大した場合は、日本株への週末の手仕舞い売りが一段とかさむ展開には注意しておきたいところである。

《AK》

提供:フィスコ

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