話題株ピックアップ【夕刊】(3):インソース、テクノプロH、野村

注目
2018年11月27日 15時19分

■インソース <6200>  2,495円  +22 円 (+0.9%)  本日終値

インソース<6200>が反発。東海東京調査センターは26日、同社株のレーティングの「アウトパフォーム」を継続した。目標株価は3000円(従来3100円)としている。同社は講師派遣・研修事業を展開。人手不足・働き方改革に対応したサービスを提供していることが注目されている。18年9月期の連結営業利益は9億3700万円(前の期比58%増)と好調。教育・研修ニーズの高まりや営業拠点の増加、収益性の高いITサービスの伸長などが寄与した。同証券では19年9月期の同利益は前期比30%増の12億2000万円と会社予想(11億6000万円)を上回ると予想している。

■テクノプロH <6028>  5,040円  +40 円 (+0.8%)  本日終値

テクノプロ・ホールディングス<6028>は反発。26日の取引終了後、子会社テクノプロが、車載組込関連の請負業務を主な業務とするソフトワークス(名古屋市中区)全株式を取得して子会社化し、さらに12月31日付で吸収合併すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回のソフトワークスの買収は、テクノプロの技術者をソフトワークスに供給することで、車載組込分野の事業拡大を図るほか、ソフトワークスの持つ高い技術力やノウハウを生かしたテクノプロの技術力の向上、技術者育成を推進するのが狙い。また、テクノプロの東海地区における受託開発拠点の拡大も進めるとしている。なお、取得金額は非開示で、19年6月期業績への影響は軽微としている。

■野村ホールディングス <8604>  514.1円  +2.5 円 (+0.5%)  本日終値

野村ホールディングス<8604>が3日続伸。26日の取引終了後、発行済み株式数の4.11%にあたる1億5000万株の自社株を12月17日付で消却すると発表しており、需給が締まるとの見方から買いが入ったようだ。

■ポーラHD <4927>  3,230円  -10 円 (-0.3%)  本日終値

ポーラ・オルビスホールディングス<4927>は続落。26日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、純利益を280億円から211億円(前期比22.2%減)へ下方修正したことが嫌気された。連結子会社ポーラファルマの株式譲渡に伴う特別損失約96億円に加えて、法人税等の減少約27億円などが利益を押し下げるとしている。なお、売上高2530億円(同3.5%増)、営業利益415億円(同6.7%増)は従来予想を据え置いた。

■フジタコーポレーション <3370>  861円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

フジタコーポレーション<3370>が連日のストップ高。北海道議会が26日開催の特別委員会で、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を巡り、「苫小牧市を優先候補地とすることが妥当」と明記した「基本的な考え方」の素案を示したことを受けて、苫小牧に本社を置く同社に思惑的な買いが入っているようだ。同社は、北海道を地盤とする飲食・物販のフランチャイジーで、ミスタードーナツ、モスバーガー、ドトールコーヒーショップ、はなまるうどんなどを展開。また、オリジナルブランドとして「かつてん」などを展開している。IR誘致で観光客が増加すれば、同社への恩恵も期待できそうだ。

■アクトコール <6064>  748円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

アクトコール <6064> [東証M]が3日連続のストップ高。21日大引け後、光通信 <9435> と資本業務提携に関する基本合意書を締結したと発表しており、これを好感する買いが続いた。業務面では、光通信の取引先への駆けつけサービス販売により、住生活関連サービスの提供加速などの事業シナジーを見込む。一方、資本面では光通信が同社株192万0800株(議決権ベースで25.0%)を取得し、筆頭株主となる。また、光通信は代表取締役を含む5人の取締役を指名するなど同社の経営に関与する予定だ。同社は今期最終赤字に転落する見通しであり、光通信との提携による業績回復が期待されている。

■ファイズ <9325>  1,237円  +159 円 (+14.8%)  本日終値

ファイズ <9325> [東証M]が急騰。26日大引け後、東証が同社を12月18日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受けて、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同日、同社が市場変更記念配当を実施する形で、従来未定としていた19年3月期の期末一括配当は初配当となる6円を実施する方針としたことも支援材料となった。

■アルファクス <3814>  2,035円  +248 円 (+13.9%) 一時ストップ高   本日終値

外食向けASPサービスを展開するアルファクス <3814> [JQG]が一時ストップ高。26日大引け後、19年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億6800万円→3億8000万円に41.8%上方修正。増益率が2.1倍→2.9倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。日栄インテックとの業務提携を通じ、新たにエネルギーコスト削減事業を開始することが収益押し上げの要因となる。ホテルなどに化石燃料コストを完全にゼロにできる蓄電式電気ボイラー設備を導入し、エネルギーコストの大幅削減を図る。日栄インテックは同社がホテルで採用した蓄熱式電気ボイラー設備の取扱実績があり、豊富な配管器具や工事技術を持つ企業。

■サムライJP <4764>  232円  +24 円 (+11.5%)  本日終値

26日に発表した「大手自動車メーカー向け追加受注」が買い材料。大手自動車メーカー向け異種DBレプリケーションソフト「FC Replicator2」のライセンスを追加受注。システム基本設計と環境構築の受注も獲得。

●ストップ高銘柄

ダイヤHD <6699>  1,369円  +300 円 (+28.1%) ストップ高   本日終値

ジェーソン <3080>  485円  +80 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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