注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフィアHD、トリケミカル、ティーライフなど

市況
2018年12月4日 12時07分

カイオム<4583>:300円(+22円)

急伸。朝方に一時326円まで上昇した。英Biotecnol Limitedが創製したがん治療用候補抗体「Tb535H」及び抗体改変技術「Tribody」を譲り受けることに関し、BTと資産譲渡契約を締結したと発表している。Tb535HはBTが独自の多重特異性抗体Tribody技術を活用し創製した非臨床段階のがん治療用候補抗体で、アンメットニーズ(まだ充足されていない医療ニーズ)の高い悪性中皮腫や肺がんなどの領域での開発が期待されるという。

ソフィアHD<6942>:867円(+150円)

ストップ高。連結子会社でインターネット関連事業を展開するソフィア総合研究所が、子どもからお年寄りまでGPSを利用して見守るIoT(モノのインターネット)サービス「あんしんマップ」のスマートフォンアプリをリリースしたと発表している。見守られる側のアプリをインストールした端末がGPS情報を親機に発信することで、ペアリングされた親機は子機の現在位置を把握することができるという。

ワークマン<7564>:7770円(+430円)

大幅続伸。11月度の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比20.1%増となり、10月(同3.2%増)から増収率が拡大した。客数は同17.5%増、客単価は同2.3%増だった。「ワークマンプラス」の出店と広告宣伝効果により、主力ブランドの販売が大幅に伸びたほか、PB(プライベートブランド)商品も活発に動いたという。当月中の開店数は3、月末店舗数は831で、全店売上高は同24.1%増となった。

丸一鋼管<5463>:3510円(+105円)

大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も3270円から4150円に引き上げている。来期には熱延コイル国内価格が下落して経常増益に転換する確度が高まってきたと判断のもよう。同社の対TOPIX相対株価は、世界の鋼材需給がピークアウトし緩和へと向かう局面で上昇する傾向があると指摘。スプレッド拡大によって、21.3期で増益が続くと見込んでいるもよう。

トリケミカル<4369>:5950円(+760円)

急伸。先週末に発表した業績上方修正や大幅増配を引き続き評価する動きが続いているいちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に引き上げ、フェアバリューも4200円ら7100円まで引き上げている。DRAM用途を中心とする既存事業の出荷は好調を持続とみいるほか、持分法利益の伸びも持続性のある要因として、来期経常利益は30億円から40円に上方修正、再来期も2ケタの増益を予想している。

川崎船<9107>:1564円(-120円)

急反落。SMBC日興証券では投資判断「3」を継続で、目標株価を1900円から1400円に引き下げている。減損などの構造改革を行うと予想されるものの、具体的な構造改革の対象や規模感は発表しておらず、来期における黒字化の道筋ははっきりしていないとの見方。また、構造改革に向けた原資も不透明と指摘。来期営業利益はコンセンサスの110億円超に対して、収支均衡水準を予想している。

ショーケース<3909>:869円(-73円)

急反落。今12月期の業績下方修正を発表している。営業利益は従来予想の5億円から3.08億円に、最終利益は2.2億円から0.15億円に下方修正。メディア事業に関して収益性向上の施策による効果が想定に達しなかったこと、投資事業における売却益の下振れが背景。また、メディア事業における減損損失を特別損失に計上している。業績下方修正に伴い、年間配当金も6.6円予想から無配に引き下げている。

ティーライフ<3172>:1128円( - )

ストップ高買い気配。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は1.1億円で前年同期比3.1倍、据え置きの通期計画は3.5億円で前期比25.1%の減益見通しであることから、想定以上に順調な立ち上がりとの見方が優勢になっている。卸売事業が2ケタの増収となったほか、賃貸エリアの拡大や物流業務の受託などでプロパティ事業も大きく伸長した。

《ST》

提供:フィスコ

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