話題株ピックアップ【夕刊】(3):石垣食、NCS&A、石川製
■石垣食品 <2901> 205円 +8 円 (+4.1%) 本日終値
石垣食品<2901>が低位材料株の本領発揮、引き続き全体相場が大きく下値模索するなか短期筋の買いを引き寄せた。「ミネラル麦茶」を主力に健康茶類を製造販売、今夏には猛暑関連として262円の高値まで買われた経緯がある。ただ、過去5年を振り返ると秋口以降に急騰相場を演じるケースが多い。業績面も17年3月期までは営業赤字が続いていたが、最悪期は脱しており、最近は美容・健康食品を販売する子会社の貢献もあって19年3月期営業利益が前期比2.9倍の4600万円予想と回復色を強めている。健康ブームのなか、杜仲茶やごぼう茶への引き合いが強く、追い風環境にある。また、今週4日にはワインバーを共同開店することを発表しており、事業多様化に向けた布石としてマーケットに認知され、株価の刺激材料となっている。
■NCS&A <9709> 499円 +11 円 (+2.3%) 本日終値
NCS&A<9709>が出来高増勢のなか全体相場に逆行、物色人気化の様相を強めてきた。11月30日につけた年初来高値518円を払拭し新高値圏に再突入している。人工知能(AI)やIoT社会に重点を置いた経営戦略を進めている。AI分野ではコールセンター向けなどに「Q&Aモデル」を提供、システム可視化ソリューションは大手企業からの引き合い旺盛となっている。ホテルの宿泊インターネット予約システム「i-honex」は業界でも抜群の納入実績を誇り、大阪本社ということもあって、2025年の万博特需を取り込む可能性がある。21年3月期に営業利益10億円(19年3月期予想4億円)を目標に掲げた中期経営計画にも期待が大きい。
■石川製作所 <6208> 1,415円 +12 円 (+0.9%) 本日終値
石川製作所<6208>や細谷火工<4274>など防衛関連の一角が買われた。政府が5日、防衛大綱見直しに向けた自民・公明両党のワーキングチームに大綱と2019年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)の骨格を示したことが伝わっており、これが手掛かり材料視されたようだ。これによると、最新鋭ステルス戦闘機「F35」を最大100機取得する方針が説明されたほか、護衛艦「いずも」を戦闘機が離着陸できるように改修する案についても示されたという。このほか、射程が長い新型ミサイルの導入や電子戦の能力向上策なども示されたもようで、12月中旬にも閣議決定される見通し。
■ヒマラヤ <7514> 981円 -48 円 (-4.7%) 本日終値
ヒマラヤ<7514>が3日続落。5日に発表された11月の既存店売上高は前年同月比3.7%減、客数は6.1%減だった。11月は集客が期待される休日が前年に比べ1日少なかったほか、暖冬のため一部ウインタースポーツ用品の販売への影響も出ている模様だ。
■ケイブ <3760> 668円 -22 円 (-3.2%) 本日終値
ケイブ<3760>は3日続落。5日の取引終了後、配信中のゲームアプリ「三極ジャスティス」にかかる固定資産について、減損損失約4億4000万円を特別損失として計上すると発表しており、これを嫌気した売りが出た。なお、同社の19年5月期業績予想は未開示となっている。
■東京楽天地 <8842> 4,725円 -80 円 (-1.7%) 本日終値
5日に決算を発表。「2-10月期(3Q累計)経常が39%減益で着地・8-10月期も37%減益」が嫌気された。東京楽天地 <8842> が12月5日大引け後(15:00)に決算を発表。19年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比38.7%減の8.4億円に落ち込んだが、通期計画の9.5億円に対する進捗率は89.4%に達し、5年平均の81.9%も上回った。
●ストップ高銘柄
ソフィア <6942> 1,317円 +300 円 (+29.5%) ストップ高 本日終値
大和自動車交通 <9082> 1,404円 +300 円 (+27.2%) ストップ高 本日終値
アクアライン <6173> 4,090円 +700 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値
前田製作所 <6281> 542円 +80 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発 <3803> 1,127円 +150 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
夢の街創造委員会 <2484> 1,843円 -500 円 (-21.3%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース