<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年12月14日

市況
2018年12月14日 17時09分

今週の日経平均終値は21374円83銭、前週末比303円85銭安でした。

日経平均は今週も下げて週間終値としては直近最安値である10月26日(2万1184円)に次ぐ2番目の安値に沈んでしまいました。東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスでは今週終値が年初来安値となっており、緩やかな弱気相場に入っている様子がうかがえます。週足チャートでは主要な移動平均線である26週線(2万2461円)、52週線(2万2412円)を下回って8週目。戻りはことごとく同移動平均線に抑えられており、同線以下で推移する調整局面が長期化する可能性をチャートは示しています。一方、企業業績や景気の先行き見通しが不透明と言ってもここまでの株価下落で日経平均のPERは11倍台まで低下しています。これはアベノミクス始まって以来の割安水準であり、今後、業績下方修正が多発しなければ大きな下支え要因となってくるはずです。前提として金利と為替に大きな変動がなければというのはつきますが。さて、米中貿易交渉の前向き進展以外に今のところ相場を大きく上げる材料が見当たりませんが、株価の割安感から2万1000円をどんどん割り込んで行くというイメージもありません。来週は買い材料不在のなか弱含みの展開が予想されますが、日経平均は下値2万1000円辺りで下げ渋る粘りを見せる流れとなるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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