14日の中国本土市場概況:上海総合1.5%安で4日ぶり反落、中国経済指標の下振れ逆風

市況
2018年12月14日 17時10分

14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比40.31ポイント(1.53%)安の2593.74ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、42.25ポイント(1.53%)安の2716.00ポイントで取引を終えている。

中国景気の先行き不安が広がった。取引時間中に公表された11月の中国経済統計では、小売売上高の伸びが事前予想に反して前月実績から低下。鉱工業生産の増加率も下振れた。

金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が1.5%安、中国平安保険(601318/SH)が2.0%安、東方証券(600958/SH)が3.6%安で引けた。小売売上高の伸びが約15年ぶりの低い水準に落ち込むなか、小売や食品・飲料、家電、自動車など消費関連株も急落。不動産株、医薬株、インフラ関連株、運輸株なども売られた。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が2.90ポイント(1.03%)安の279.40ポイント、深センB株指数が9.07ポイント(1.05%)安の856.27ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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