英ポンド週間見通し:上値は重いままか、EU離脱を巡る不透明感残る

通貨
2018年12月15日 15時35分

■弱含み、合意なきEU離脱への警戒感高まる

先週のポンド・円は弱含み。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱協定案の議会採決延期を表明し、政局不安や合意なき離脱への警戒感が高まったことから、リスク回避のポンド売り・円買いが優勢となった。ただ、米ドル・円相場は円安方向に振れたことやユーロ売り・ポンド買いの取引が増えた関係でポンドの対円レートは下げ止った。先週の取引レンジ:141円18銭-143円94銭。

■上値は重いままか、EU離脱を巡る不透明感残る

今週のポンド・円は伸び悩みか。上値の重さが意識されそうだ。メイ英首相は退陣を免れたが、国内政局流動化への懸念は消えていない。英国の欧州連合(EU)離脱合意案の議会承認は依然として困難な状況が続いており、メイ首相は強気の構えを崩していないが、ポンドの対円レートは伸び悩む可能性が高いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・19日:11月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.9%)

・20日:11月小売売上高(前月比予想:+0.4%)

・20日:英中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)

予想レンジ:141円00銭-144円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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