18日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で反落、上海50Aは1.2%下落

市況
2018年12月18日 17時00分

18日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.32ポイント(0.82%)安の2576.65ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、22.36ポイント(0.82%)安の2698.11ポイントで取引を終えている。

世界的な景気鈍化を警戒した売りが先行。中国や欧州の経済指標悪化に続き、米国の重要指標も大幅に下振れた。習近平・国家主席の演説にも失望感。本日開催の「改革開放40周年式典」では、午前の取引時間中に習主席が登壇し、市場開放政策を進める方針を改めて強調したものの、期待されていた景気対策に深く言及しなかった。

金融やエネルギーなど大型株が下げを主導。上海浦東発展銀行(600000/SH)が2.0%安、招商銀行(600036/SH)が1.3%安、中国石油化工(600028/SH)が2.7%安、中国神華能源(601088/SH)が2.0%安で引けた。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は、1.2%安と他の指数をアンダーパフォームしている。

インフラ関連株も安い。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が2.6%下落した。不動産株、消費関連株、自動車株、医薬株なども売られている。

半面、ハイテク株の一角はしっかり。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が2.7%、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が0.6%ずつ上昇した。発電株、運輸株なども物色されている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が1.40ポイント(0.50%)安の277.34ポイント、深センB株指数が3.09ポイント(0.36%)安の850.82ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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