19日の株式相場見通し=全面安の後遺症で下値模索、ソフトバンク上場に関心

市況
2018年12月19日 8時39分

19日の東京株式市場は、全面安商状となったきのうの後遺症が想定されることなどから、日経平均株価は下値模索の推移となりそうだ。前日の米株式市場でNYダウ平均株価は反発したものの、外国為替市場では円高・ドル安が進行している。一方、資金調達額としては過去最大規模となるソフトバンク<9434>の新規上場初日の株価形成に関心が集まっている。19日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円50銭前後での推移となっている。

18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比82.66ドル高の2万3675.64ドルと3日ぶりに反発した。NYダウは前日まで大幅続落していたこともあり、この日は値頃感からの買いが流入。一時、300ドルを超す上昇となった。ただ、原油価格が大幅安となったことも警戒され、マイナス圏に転じる場面もあった。自社株買いを発表したジョンソン&ジョンソンが値を上げたほか、ボーイングが上昇。フェイスブックやアマゾン・ドット・コム、アップルなど主力IT関連株が値を上げた。AMDやエヌビディアなど半導体株も堅調。半面、原油価格の大幅安を受けエクソン・モービルやシェブロンが下落、ファイザーやメルクが安い。ナスダック総合株価指数は、同30.178ポイント高の6783.911と4日ぶりに反発した。

日程面では、移動/固定通信事業及びICTソリューション事業を提供するソフトバンクが東証1部市場に、人工知覚技術の研究開発及びソフトウェアライセンスを提供するKudan<4425>が東証マザーズ市場に、それぞれ新規上場する。

このほかに、日銀金融政策決定会合(20日まで)、11月の貿易統計、11月の訪日外国人客数、17日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米7~9月期の経常収支、米11月の中古住宅販売、英11月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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