話題株ピックアップ【夕刊】(3):Casa、エルテス、シノケンG
■Casa <7196> 1,165円 +22 円 (+1.9%) 本日終値
19日、Casa <7196> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.68%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月20日から19年1月24日まで。
■エルテス <3967> 1,996円 -500 円 (-20.0%) ストップ安 本日終値
エルテス<3967>はストップ安。午後0時50分ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、第4四半期に営業外損失を計上することになったと発表しており、これを嫌気した売りが出た。投資有価証券売却損の額は2100万円で、同件を含めた19年2月期業績予想については現在精査中としている。
■アールビバン <7523> 623円 -88 円 (-12.4%) 本日終値
アールビバン<7523>が後場一段安。午後0時39分に、連結子会社ダブルラックのデリバティブ取引により、第3四半期業績で営業外損失を計上すると発表しており、これを嫌気した売りが出た。第3四半期時点で、12億2500万円のデリバティブ損失(第3四半期累計では3億3700万円のデリバティブ損失)があり、これを営業外損失へ計上する可能性があるという。なお、19年3月期業績予想に影響が見込まれる場合は速やかに開示するとしている。
■シノケングループ <8909> 741円 -101 円 (-12.0%) 本日終値
シノケングループ<8909>は急反落している。19日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を1200億円から1120億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を135億円から116億円(同10.2%減)へ、純利益を92億円から74億円(同12.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。不動産投資家に対する金融機関の融資姿勢の厳格化などの影響により、アパート販売事業で引き渡し棟数が想定を下回る見通しであることなどが要因としている。
■翻訳センター <2483> 2,051円 -164 円 (-7.4%) 本日終値
翻訳センター<2483>は反落。岩井コスモ証券は投資判断「A」を継続、目標株価も3000円で据え置いている。同社は翻訳サービスの国内最大手で、特許、医薬、工業、金融・法務の4分野において、独自開発した「翻訳プラットフォーム」を活用し、各分野に精通した登録翻訳者によって企業向けの産業翻訳サービス展開している。大阪での万博開催でビジネスチャンスが大きく広がることが期待される中、中期成長の確保に向けて最新のテクノロジーを活用し、生産性を高めている点を評価している。2019年3月期は翻訳事業が全分野で堅調に推移しているとし、営業利益最高益更新が続くとみている。2019年3月期は営業利益が前期比で12%増の9億円になる見通し。
■大正薬HD <4581> 12,120円 +280 円 (+2.4%) 本日終値
19日に発表した「医薬品製造販売の仏社を買収」が買い材料。米ブリストル・マイヤーズ スクイブが子会社を通して保有するフランスの医薬品製造販売会社UPSAの全株式と関連する事業資産を取得し、UPSAを子会社化する。取得価額は約1800億円。
■岡野バルブ製造 <6492> 2,250円 -180 円 (-7.4%) 本日終値
19日に業績修正を発表。「前期営業を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
岡野バルブ製造 <6492> [東証2] が12月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年11月期の連結営業損益を従来予想の1億7000万円の黒字→6700万円の赤字(前の期は2億3400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
●ストップ高銘柄
フェニックスバイオ <6190> 930円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
など、1銘柄
株探ニュース