話題株ピックアップ【夕刊】(3):DWTI、オプトエレ、フリービット

注目
2018年12月21日 15時21分

■DWセラピ研 <4576>  475円  +80 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>はストップ高。20日の取引終了後、自社で創製した緑内障治療剤「H-1337」に関して、緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第1/2a相臨床試験で、有効性が確認されたと発表しており、これを好感した買いが入った。同試験は緑内障・高眼圧症患者を対象に、同剤を投与した際の安全性及び薬物動態の評価、並びに眼圧下降効果の用量反応性を検討する試験で、その結果、有効性の主要評価項目で同剤の有効性が確認されたほか、安全性に関しても重篤な有害事象は認められなかったという。なお、同件による18年12月期業績予想の変更はないとしている。

■エコモット <3987>  1,138円  +121 円 (+11.9%)  本日終値

エコモット<3987>は急反発。この日、1月8日から11日に米ラスベガスで開催される「CES2019」のデンソー<6902>のブースで、「ドライブレコーダー映像のリアルタイムストリーミング技術」を共同展示すると発表しており、これが好感された。同技術はクラウドとモビリティの間でリアルタイムに映像を交換できる技術で、エコモットがデンソーのCaaS/MaaS基盤開発に技術協力を実施している。複数の運行車両から任意に選択した車両に設置されたカメラの映像を、LTE回線により遠隔地にてリアルタイムで把握することが可能で、エコモットが提供する「HDL-900」は、この機能を提供する業界初のLTE対応高性能テレマティクス端末としている。

■オプトエレクトロニクス <6664>  1,087円  +35 円 (+3.3%)  本日終値

オプトエレクトロニクス <6664> [JQ]が反発。20日大引け後、18年11月期の連結経常利益を従来予想の1億6300万円→3億7800万円に2.3倍上方修正したことが買い材料視された。モジュールやハンディスキャナーなどでスポットの大口案件が複数発生したうえ、新製品の卓上・組込式2次元スキャナーの販売が伸びたことが収益を押し上げた。売上原価と販管費の削減に加え、一部開発案件が翌期に持ち越しとなったことも上振れの要因となった。

■アイペット損害保険 <7323>  3,455円  +105 円 (+3.1%)  本日終値

アイペット損害保険 <7323> [東証M]が反発。20日大引け後、株主優待制度を新設すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて年間1500ポイント~3万3000ポイントの株主優待ポイントを付与する。ポイントは特設サイトでペット用品、雑貨、食品、電化製品、ギフト、旅行・体験などに交換できる。また、ウィルズ社が運営する「プレミアム優待倶楽部」の他社ポイントとも、共通株主優待コイン「WILLsCoin」と交換することで合算して利用できる。

■学情 <2301>  1,225円  +35 円 (+2.9%)  本日終値

学情<2301>は10日ぶりに反発。7日終値の1548円から20日終値の1190円まで9営業日続落で約23%の下落となっていた。同社が10日に発表した19年10月期の単独業績予想は、売上高71億円(前期比10.1%増)、経常利益19億円(同19.5%増)、最終利益12億9100万円(同14.9%増)と大幅増益を見込み、年間配当を前期比3円増の37円としている。今期はインターンシップ募集を対象とした「就職博」の回数・規模を拡大することに加え、新卒学生のための就職情報サイト「あさがくナビ」のフルリニューアルを19年3月に実施する予定。また、20歳代専門転職サイト「Re就活」で19年1月以降もプロモーションを予定しており、これらによる受注拡大を見込む。Re就活・ 人材紹介の高収益商品が伸長することで利益率も改善に向かう見通しで、4期連続の経常最高益更新を見込んでいる。

■フリービット <3843>  813円  +20 円 (+2.5%)  本日終値

20日、フリービット <3843> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる35万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月21日から19年6月30日まで。

■ITbook <1447>  340円  +4 円 (+1.2%)  本日終値

ITbookホールディングス<1447>が6日ぶりに反発。午後0時30分ごろ、外国人材の受け入れ拡大に向けて、JBAA(日本ビジネス能力認定協会)と教育部門で業務提携したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携により、ITbookHDはグループ全体で外国人材の受け入れ及び地方創生に取り組むこととなり、地方中小企業への外国人材受け入れ支援や、JBAA認定講師資格を保有した講師の派遣、ビジネスマナー講義などを開始した。

■ルックホールディングス <8029>  983円  +6 円 (+0.6%)  本日終値

ルックホールディングス <8029> が4日ぶりに反発。20日大引け後、18年12月期の期末一括配当を従来計画の25円→30円に増額修正したことが買い材料視された。堅調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比4.2%増の16億円を見込む。前日終値ベースの期末配当利回り3.07%に上昇しており、権利付き最終日の25日を前に、配当狙いの買いなどが向かった。

■カルナバイオサイエンス <4572>  901円  -93 円 (-9.4%)  本日終値

カルナバイオサイエンス<4572>が大幅続落で年初来安値を更新。20日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を11億9000万円から7億5300万円(前期比14.6%増)へ、営業損益を6億7900万円の赤字から11億3600万円の赤字(前期6億9900万円の赤字)へ、最終損益を7億5800万円の赤字から12億400万円の赤字(同7億3700万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気された。創薬事業で、シエラ・オンコロジー社に導出したSRA141について、臨床試験開始に伴うマイルストーン400万ドルの今年度内での売り上げ計上を来期計上に修正したことに加えて、小野薬品工業<4528>向けの売り上げが減少し創薬支援事業の売り上げが計画を下回ったことが響いた。また、研究開発を積極的に行ったことも損益を押し下げた。

●ストップ高銘柄

ワイエスフード <3358>  413円  +80 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

テリロジー <3356>  1,000円  -300 円 (-23.1%) ストップ安   本日終値

アイ・エス・ビー <9702>  1,503円  -400 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

トーカン <7648>  1,588円  -400 円 (-20.1%) ストップ安   本日終値

フェニックスバイオ <6190>  780円  -150 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値

岡山製紙 <3892>  558円  -100 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値

など、5銘柄

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