話題株ピックアップ【夕刊】(1):中野冷、アカツキ、ライオン

注目
2018年12月27日 15時12分

■中野冷機 <6411>  7,020円  +1,000 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

中野冷機 <6411> [JQ]がストップ高。26日大引け後、配当方針を変更し今期から3年間、連結配当性向100%、1株あたり配当金額の下限300円を目標に掲げると発表したことが買い材料視された。これを踏まえ、18年12月期の期末一括配当を従来計画の95円→320円(前期は100円)に大幅増額修正。前日終値ベースの配当利回りは5.32%に上昇した。併せて、発行済み株式数の43.4%にあたる388万6000株の自社株を消却すると発表しており、株主還元策の強化を好感する買いが向かった。

■ベネフィット・ワン <2412>  3,335円  +411 円 (+14.1%)  本日終値

ベネフィット・ワン<2412>が続急伸。きょう付けの日経産業新聞で「会員制ワインサービスを開始した」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、定額の会員料金を支払うと、ワインを卸値で購入したり、試飲会などのイベントに参加したりできるという。会社側では18日に発表しているが、全般市場の好転で改めて注目が集まっているようだ。

■サイボウズ <4776>  679円  +73 円 (+12.1%)  本日終値

サイボウズ<4776>が高い。同社はグループウェアのソフト開発を手掛けるが、クラウド事業が企業の高水準の需要を捉え好調に推移しており、収益を押し上げている。そうしたなか、26日取引終了後に18年12月期業績予想の上方修正を発表、経常利益は従来予想の8億5000万円~10億円から12億円~13億円に大幅増額しており、これを好感する買いを呼び込んだ。

■エボラブルアジア <6191>  1,892円  +198 円 (+11.7%)  本日終値

エボラブルアジア<6191>が続急伸。26日の取引終了後、ホテルの企画・開発、運営委託事業を手掛けるスターリゾート(東京都渋谷区)に資本参加したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の資本参加は、投資事業の一環で、スターリゾートの今後の成長によるリターンを期待しているという。なお、19年9月期業績への影響は軽微としている。

■ハイデイ日高 <7611>  2,085円  +169 円 (+8.8%)  本日終値

ハイデイ日高<7611>が大幅続伸。26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)単独決算が、売上高313億9500万円(前年同期比3.8%増)、営業利益36億6400万円(同2.1%減)、純利益24億1500万円(同0.2%減)となったが、22日付の日本経済新聞で「2018年3~11月期の単独営業利益は、前年同期比2%減の35億円強だったようだ」と報じられていたことから、この観測を上回っていることが好感されたようだ。根強い「ちょい飲み」需要に加えて、4月以降に一部商品を値上げした効果などで既存店店売上高が前年同期比1.5%増となったことに加えて、期中に日高屋12店舗、焼鳥日高3店舗の計15店舗を出店(退店は7店舗)したことも寄与し売上高は増収を確保した。ただ、正社員やパート・アルバイトのベースアップを実施したことで人件費が膨んだほか、光熱費の増加もあり、減益を余儀なくされた。

■弁護士ドットコム <6027>  3,415円  +275 円 (+8.8%)  本日終値

26日にWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」の累計契約件数が50万件を突破したと発表したことが買い材料。

■黒崎播磨 <5352>  6,580円  +520 円 (+8.6%)  本日終値

黒崎播磨<5352>が大幅高で5日ぶりに反発。同社は26日、スペイン子会社を通じて現地の耐火物メーカーであるリフラクタリア社の全株式を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。スペイン子会社の新たな成長戦略の一環として現地の耐火物メーカーのM&Aを検討していたところ、両社製造品の相互補完によるスペイン国内外での拡販が見込めるとして、今回の買収を判断し11月30日付で全株式を取得したという。これにより、リフラクタリア社は黒崎播磨の連結子会社となる。同時に、インドのタタ・スティールなどとの共同出資会社である連結子会社タタ・リフラクトリーズ(TRL)社について、タタ・スティールが所有するTRL社株式の全てを28日付で取得すると発表しており、これも好材料視されている。持ち分利益の一層の拡大を図るのが狙いで、今回の追加取得により黒崎播磨の所有割合は51.0%から77.6%に拡大する

■アカツキ <3932>  5,140円  +380 円 (+8.0%)  本日終値

アカツキ<3932>が大幅高で3日ぶりに反発。26日の取引終了後、スクウェア・エニックス(東京都新宿区)と共同開発し今月6日に配信を開始した「ロマンシング サガ リ・ユニバース」が1000万ダウンロードを突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。「ロマンシング サガ リ・ユニバース」は、「ロマンシング サガ」シリーズの23年ぶりの完全新作。1000万DLを記念して28日から「1000万ダウンロード記念ログインボーナス」を開催するとあわせて発表している。

■ライオン <4912>  2,284円  +166 円 (+7.8%)  本日終値

ライオン<4912>は大幅続伸。26日の取引終了後、香川県坂出市に新ハミガキ工場を建設すると発表しており、これを好感した買いが入った。100%子会社ライオンケミカルのオレオケミカル事業所敷地内に建設を予定しており、投資額は約350億~400億円。オーラルケア市場は、国内での健康志向の高まりに加えて、高品質な日本製品に信頼を寄せる海外顧客の支持を得て需要が拡大しており、これに対応する。なお、21年中の稼働を予定している。

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