東京株式(前引け)=3日ぶり反落、6連休を前に利益確定売り優勢
28日前引けの日経平均株価は前営業日比94円91銭安の1万9982円71銭と3日ぶりに反落している。前場の東証1部の売買高概算は5億4350万株、売買代金概算は8764億8700万円。値上がり銘柄数は777、対して値下がり銘柄数は1278、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が乱高下したことや、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることへの警戒感から売りが先行した。日経平均は一時下げ渋る場面があったものの、あすからの6連休を前にして利益確定の売りが優勢となっている。
個別では、業績見通しが保守的との市場の受け止めでニトリホールディングス<9843>が3日ぶり反落。さらに、19年5月期業績予想を下方修正したファーストコーポレーション<1430>が売られている。また、東証が27日、28日付で特設注意市場銘柄に指定したと発表したことでディー・エル・イー<3686>がストップ安。このほかに、リクルートホールディングス<6098>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、ZOZO<3092>も軟調推移。
半面、好調な18年3~11月期の累計決算を発表したDCMホールディングス<3050>が大幅続伸し年初来高値を更新。また、1対2の株式分割を発表した富士ソフトサービスビューロー<6188>は続急伸。さらに、業績見通しの上方修正を発表したブロードバンドタワー<3776>、ラクオリア創薬<4579>、スター精密<7718>が買われている。このほかに、古河電気工業<5801>、オークマ<6103>、三井金属<5706>も堅調な値運びとなっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)