【↓】日経平均 大引け｜ 3日ぶり反落も2万円台は死守、前日の反動で売り優勢 (12月28日)
始値 19957.88
高値 20084.38(09:32)
安値 19900.04(11:14)
大引け 20014.77(前日比 -62.85 、 -0.31％ )
売買高 11億9506万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0293億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は3日ぶり反落も、2万円大台は死守
２．年間では7年ぶりに下落
３．前日の反動で利益確定売りが優勢
４．6連休控えた持ち高整理売りも重荷
５．市場参加者少なく売買代金は2兆円と低調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは260ドル高と続伸した。前日に急騰した反動から一時600ドル超の下落となる場面があったが、引けにかけ買い戻されプラス圏に浮上した。
大納会の東京市場は利益確定売りに押され、日経平均株価は3日ぶりに反落したものの、2万円大台は死守した。年間ベースでは前年末比2750円(12.1％)安と7年ぶりの下落となった。
28日の東京市場は前日急騰の反動もあって利益確定売りが優勢な展開となった。年末年始の6連休を控えた持ち高整理売りも重荷となった。ただ、大きな節目である2万円大台を下回る場面では買いが入る底堅さをみせ、プラスに転じる場面もあった。非鉄や鉄鋼など景気敏感株が堅調だった一方、医薬品や電力・ガスなどディフェンシブ株が売られた。引け際に一時2万円台を下回ったが、辛うじて2万円大台を死守して取引を終えた。東証1部の値下がり銘柄は1166と値上がり銘柄を上回った。売買代金は市場参加者が少ないこともあって、2兆0293億円にとどまった。
個別では、業績見通しが保守的との市場の受け止めでニトリホールディングス<9843>が3日ぶり反落。さらに、19年5月期業績予想を下方修正したファーストコーポレーション<1430>は大幅安。また、東証が27日、28日付で特設注意市場銘柄に指定したと発表したことでディー・エル・イー<3686>はストップ安。このほかに、リクルートホールディングス<6098>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、ホシザキ<6465>も軟調推移となった。ＺＯＺＯ<3092>はアパレル大手オンワードホールディングス<8016>の事業会社であるオンワード樫山がアパレル通販サイト「ＺＯＺＯＴＯＷＮ(ゾゾタウン)」へ出品を取りやめたと一部で報じられ、後場一段安に売られた。
半面、好調な18年3～11月期の累計決算を発表したＤＣＭホールディングス<3050>が大幅続伸し年初来高値を更新。また、1対2の株式分割を発表した富士ソフトサービスビューロー<6188>は続急伸。さらに、業績下方修正も織り込み済との受けとめでラクオリア創薬<4579>はストップ高。業績見通しの上方修正を発表したブロードバンドタワー<3776>、スター精密<7718>も買われた。このほかに、古河電気工業<5801>、オークマ<6103>、三井金属<5706>、ファナック<6954>も堅調な値運びとなった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、京セラ <6971> 、ＴＤＫ <6762> 、日産化 <4021> 、日東電 <6988> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、リクルート <6098> 、ファストリ <9983> 、エーザイ <4523> 、大日本住友 <4506> 。押し下げ効果は約60円。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)鉄鋼、(3)倉庫運輸関連、(4)金属製品、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)小売業、(3)石油石炭製品、(4)サービス業、(5)電気・ガス業。
■個別材料株
△ＰＣＮＥＴ <3021> [東証２]
子会社がAI自動翻訳機の取り扱い開始へ。
△ＤＣＭ <3050>
3-11月期(3Q累計)経常が4％増益で着地・9-11月期も41％増益。
△アプリックス <3727> [東証Ｍ]
ウクライナの浄水器メーカーが「HARPS」を採用。
△ＢＢタワー <3776> [ＪＱ]
今期経常を赤字縮小に上方修正。
△アイフリーク <3845> [ＪＱ]
「Challet」がロボット無人コンビニに採用。
△ＤＷＴＩ <4576> [ＪＱＧ]
今期最終を赤字縮小に上方修正。
△ラクオリア <4579> [ＪＱＧ]
18年12月期業績予想を下方修正も織り込み済み。
△富士ソＳＢ <6188> [東証２]
1→2の株式分割を実施。
△アクセル <6730>
東芝テック <6588> のコーポレートアクセラレータープログラムに採択。
△日立物流 <9086>
日立キャピ <8586> と業務提携。
▼夢の街創造 <2484> [ＪＱ]
9-11月期(1Q)経常は47％減益で着地。
▼ＤＬＥ <3686>
東証が特設注意市場銘柄に指定するとともに上場契約違約金を徴求。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Ｕｂｉｃｏｍ <3937> 、(2)ラクーンＨＤ <3031> 、(3)ザッパラス <3770> 、(4)ＷＳＣＯＰＥ <6619> 、(5)多木化 <4025> 、(6)アルテリア <4423> 、(7)井筒屋 <8260> 、(8)冨士ダイス <6167> 、(9)巴工業 <6309> 、(10)ヨコオ <6800> 。
値下がり率上位10傑は(1)ＤＬＥ <3686> 、(2)東京個別 <4745> 、(3)ＴＡＴＥＲＵ <1435> 、(4)ホシザキ <6465> 、(5)平和堂 <8276> 、(6)ＺＯＺＯ <3092> 、(7)１ｓｔコーポ <1430> 、(8)パイプドＨＤ <3919> 、(9)川西倉 <9322> 、(10)Ｈａｍｅｅ <3134> 。
【大引け】
日経平均は前日比62.85円(0.31％)安の2万0014.77円。ＴＯＰＩＸは前日比7.54(0.50％)安の1494.09。出来高は概算で11億9506万株。東証1部の値上がり銘柄数は891、値下がり銘柄数は1166となった。日経ジャスダック平均は3210.13円(2.76円高)。
［2018年12月28日］
株探ニュース
