NY株式:NYダウ18ドル高、経済減速懸念も米中交渉に楽観視

市況
2019年1月3日 7時40分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は18.78ドル高の23346.24、ナスダックは30.66ポイント高の6665.94で取引を終了した。中国の12月製造業PMIが節目となる50を下回ったほか、ドイツでも同指数が低調となり、世界経済減速への懸念から売りが先行。原油相場の上昇や、トランプ大統領が米中交渉に楽観的な姿勢を示したことが好感され、下げ幅を縮小したものの、政府機関閉鎖への懸念が根強く小幅上昇となった。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇する一方で不動産やヘルスケア機器・サービスが下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は、18年10-12月期の「モデル3」納車台数が予想に届かなかったほか、連邦政府の補助金減額に対応した値下げを発表して下落。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、一部アナリストによる目標株価引き下げを受け、売られた。一方で、複数アナリストが銀行株への強気な見通しを示し、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)、シティグループ(C)など金融関連株が上昇。原油相場の上昇で、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。

シティグループは、18年に米国株式相場が10年ぶりの大幅下落となったことを受けて、19年末のS&P500種株価指数の予想を従来の3100ポイントから2850へと下方修正した。

《FA》

提供:フィスコ

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