NY株式:NYダウ91ドル高、米中貿易摩擦を巡る警戒感が後退

市況
2019年1月10日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は91.67ドル高の23879.12、ナスダックは60.08ポイント高の6957.08で取引を終了した。米中貿易摩擦解決への期待からアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。FOMC議事録で大半の当局者が今後の追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことも好感された。しかし、連邦政府機関の閉鎖解除に向けたトランプ大統領と民主党幹部との会談が不調に終わったことが明らかになると、上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で電気通信サービスや食品・飲料・タバコが下落した。

エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は、10-12月期の原油生産見通しが予想を上振れ大幅上昇。米中関係の改善期待から、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、エヌビディア(NVDA)、マイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が上昇。原油相場の上昇で、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が買われた。一方で、アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ(STZ)は、弱気な通期見通しが嫌気され大幅下落となった。

トランプ大統領は、メキシコ国境の壁建設を巡る意見の相違により、民主党幹部との会談を「時間の無駄」と途中退席した。政府機関の閉鎖が解消されなければ、22日より開催されるダボス会議への出席を取りやめる意向を示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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