本日注目すべき【好決算】銘柄 レノバ、エスプール、コジマ (9日大引け後 発表分)

注目
2019年1月10日 7時01分

9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

レノバ <9519>   ★今期経常を29%上方修正

◆19年3月期(10ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の21億円→27億円に28.6%上方修正。徳島バイオマス発電事業で共同スポンサーの一部から追加的な事業開発報酬を受領することが寄与。再生可能エネルギー発電事業で売電収入が伸びることも上振れに貢献する。

エスプール <2471> [JQ]  ★前期経常最高益予想を26%上乗せ

◆18年11月期の連結経常利益を従来予想の8億円→10億円に25.6%上方修正。増益率が16.7%増→46.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。人手不足が続くなか、コールセーター業務を中心にグループ型派遣が拡大したことが寄与。障害者雇用を希望する企業に対し農園を貸し出す「障がい者雇用支援サービス」で新規受注が計画を大きく上回ったことも収益を押し上げた。

AFC-HD <2927> [JQ]  ★9-11月期(1Q)経常は36%増益で着地

◆19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比35.8%増の3.5億円に拡大して着地。主力のOEM(受託製造)部門で青汁や粉末茶が好調を維持したほか、乳酸菌関連商材の販売も伸びた。シンガポールやベトナム、韓国からの受注が伸びた海外部門も収益拡大に貢献した。

上期計画の5億円に対する進捗率は70.6%に達しており、業績上振れが期待される。

スタジオアタオ <3550> [東証M]  ★今期経常最高益予想を15%上乗せ

◆19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比43.8%増の6億8600万円に拡大して着地。自社ブランドのバックや財布の販売がインターネット、実店舗ともに好調が継続し、26.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→6億9000万円に15.0%上方修正。増益率が8.5%増→24.8%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

放電精密 <6469> [JQ]  ★3-11月期(3Q累計)経常が4.3倍増益で着地

◆19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の7.2億円に急拡大して着地。自動車排気ガス浄化装置向けセラミックス押出用金型の販売が好調だったうえ、航空機エンジン部品なども増加し、2ケタ増収を達成したことが寄与。成田事業所の爆発火災事故による代替生産に伴う原価高が解消したことも大幅増益の要因となった。

コジマ <7513>   ★9-11月期(1Q)経常は黒字浮上で着地

◆19年8月期第1四半期(9-11月)の経常損益(非連結)は2.7億円の黒字(前年同期は3.3億円の赤字)に浮上して着地。第1四半期(9-11月)の黒字着地は7年ぶり。新製品の発売や継続的なイベント効果が奏功し、携帯電話の販売が大きく伸びたほか、夏場の気温上昇でエアコンの増勢が続いた。また、パソコンも前年比2ケタ増収と好調だった。

アルテック <9972>   ★前期経常を一転7%増益に上方修正

◆18年11月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7億円に40.0%上方修正。従来の23.5%減益予想から一転して7.0%増益見通しとなった。商社事業でコスト管理を徹底したことに加え、プリフォーム事業における工場稼働率の向上も寄与し、採算が大きく改善した。なお、猛暑の影響で飲料用プリフォームが好調だったものの、商社事業で大型機械の検収時期のずれが発生し、売上高は従来予想を据え置いた。

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