11日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、金融株が相場けん引

市況
2019年1月11日 16時55分

11日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.73ポイント(0.74%)高の2553.83ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、19.66ポイント(0.74%)高の2674.18ポイントで取引を終えている。

中国の政策期待が改めて強まる流れ。国内景気の減速懸念がくすぶるなか、当局は景気テコ入れ方針を相次ぎ打ち出している。国務院は零細企業向け減税を発表した。臨時5G通信ライセンスは近く発給されるとも報じられている。人民元高の動きもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は人民元レートの対米ドル基準値を連日で元高方向に設定した。上海外国為替市場では、約半年ぶりの元高水準で推移している。

金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が2.4%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.1%高で引けた。消費関連株もしっかり。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.8%上昇した。自動車株、不動産株、資源・素材株、インフラ関連株、通信関連株、軍需関連株なども買われている。

元高メリットのある空運株は続伸。中国国際航空(601111/SH)が4.5%高、中国南方航空(600029/SH)が3.5%高と値を上げた。空運各社は米ドル建て債務の比率が高い。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が0.68ポイント(0.25%)高の276.15ポイント、深センB株指数が5.54ポイント(0.64%)高の867.48ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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