17日の株式相場見通し=買い先行のスタートも上値の重い展開に

市況
2019年1月17日 8時41分

17日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が続伸したことに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行しているのを好感して買い先行のスタートが予想されるものの、大きく買い上がる材料に欠けることから、買い一巡後は上値の重い展開となりそうだ。17日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円10銭近辺での推移となっている。

16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比141.57ドル高の2万4207.16ドルと続伸した。この日発表されたゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカの決算が好調だったことを受け、金融株が上昇。また、英議会でメイ政権への内閣不信任案が否決されたことも、安心感を呼びNYダウは一時、220ドル強上昇した。ただ、米連邦検察当局が中国のファーウェイに対し捜査を行っている、と報じられると引けにかけ上昇幅はやや縮小した。JPモルガン・チェースやアメックスが上昇したほか、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力IT関連株が高い。キャタピラーやスリーエムも値を上げた。ウォルマートやテスラも高い。半面、ファイザーやインテル、コカ・コーラが安い。ナスダック総合株価指数は、同10.859ポイント高の7034.693と続伸した。

日程面では、阪神・淡路大震災から24年、愛知県知事選告示(2月3日投開票)、G20財務相・中央銀行総裁代理会議(18日まで)、黒田日銀総裁が講演、15日時点の給油所の石油製品価格、12月の投資信託概況に注目。海外では、ASEAN外相会合(18日まで)、米12月の住宅着工件数、米1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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