NY株式:NYダウ162ドル高、米中関係の改善を期待

市況
2019年1月18日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は162.94ドル高の24370.10、ナスダックは49.77ポイント高の7084.46で取引を終了した。朝方は、大手行のモルガン・スタンレー(MS)の決算が嫌気されたほか、中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に関して米捜査当局が近く起訴するとの見方が報じられ、小動きとなった。政府機関の一部閉鎖が27日目に突入したことも相場の重しとなった。しかし、ムニューシン財務長官が通商交渉での中国側の譲歩を引き出すため、現在実施中の対中関税の緩和を提案したことが報じられると、中国での売上が大きい企業を中心に買いが広がり、上昇した。セクター別では、資本財や素材が上昇する一方で電気通信サービスや家庭用品・パーソナル用品が下落した。

金属大手のアルコア(AA)は、決算内容が好感され上昇。トランプ大統領が欧州との通商交渉を意識して、輸入自動車への追加関税を検討しているとの観測から、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)も堅調推移。米中貿易交渉の進展が意識され、同国での売上比率の大きい航空機メーカーのボーイング(BA)や建設機械のキャタピラー(CAT)が買われた。一方で、鉄道のCSX(CSX)は、弱気な売上高見通しが嫌気され下落した。

マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した決算では、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で株価は下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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