東京株式(大引け)=19円安、小幅続落も個別株物色意欲は旺盛

市況
2019年1月24日 15時47分

24日の東京株式市場は日経平均が小幅安で着地したが、TOPIXはプラスで値上がり銘柄数が全体の3分の2を占めるなど買い意欲の強い展開だった。

大引けの日経平均株価は前営業日比19円9銭安の2万574円63銭と小幅ながら3日続落。東証1部の売買高概算は11億4943万株、売買代金概算は1兆8897億8000万円。値上がり銘柄数は1419、値下がり銘柄数は624、変わらずは84銘柄だった。

きょうの東京市場は売り先行で始まり、日経平均は前場プラス圏に切り返す場面もあったが戻し切れず、その後は再びマイナス圏で推移。ただ、個別株物色意欲は旺盛で下値抵抗力を発揮した。TOPIXは後場一貫して前日比プラス圏で推移した。米政府機関の一部閉鎖に伴う米国経済に対する悪影響や、国内でも企業の決算発表本格化を前に強気ムードとなりにくい環境。しかし、今日は為替の円安やアジア株市場の強調展開が相場を下支えした。日経平均寄与度の高いファーストリテが大幅な下げで日経平均を押し下げたが、中小型株がにぎわったほか、時価総額上位の主力株にも高いものが目立った。東証1部全体では値上がり銘柄数が1400を超え、値下がり銘柄数の倍以上を占めている。ただ、全体売買代金は低調が続いており、活況の目安とされる2兆円台割れが4日続くなど常態化する傾向にある。

個別では、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連が買いを集め、日本電産<6594>も堅調。ZOZO<3092>も切り返しに転じた。カブドットコム証券<8703>がストップ高で買い注文を残し、イソライト工業<5358>も商いを膨らませ値を飛ばした。荏原実業<6328>、新川<6274>が急伸、クックパッド<2193>も物色人気となった。レーザーテック<6920>が活況高、カワチ薬品<2664>も高い。

半面、売買代金トップのファーストリテイリング<9983>が3%超の下げ。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も軟調だった。ソニー<6758>が売りに押され、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。前場ストップ高を演じたクボテック<7709>は後場値を崩しマイナス圏で引けた。ジャパンディスプレイ<6740>が下落、宝ホールディングス<2531>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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