明日の株式相場見通し=米中貿易協議を前に手控え、決算連動の個別物色は広がり

市況
2019年1月29日 17時24分

あす(30日)の東京株式市場は、現地30日に結果が発表される米連邦公開市場員会(FOMC)や、同日から開催される米中閣僚級貿易協議の動向を見極めたいとの姿勢から売り買いともに手控えムードとなりそうだ。ただ、10~12月期決算発表の企業数が増加してくることから、取引時間中の業績開示を手掛かりとした個別銘柄物色は広がりをみせそうだ。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日の米株式市場で、中国向け需要の減少が背景とされる予想を下回る業績内容を発表した建機大手のキャタピラーと画像処理半導体のエヌビディアが売られたことを嫌気して、日経平均は一時前日比242円安まで売り込まれる場面もあった。ただその後、アジア株式市場の落ち着きや、外国為替市場での円安・ドル高進行などを手掛かりに、日経平均は徐々に下落幅を縮小し、大引けは小幅ながらプラス圏に浮上した」との見方が出ていた。

29日の東京株式市場は、前場は日経平均が下値模索の動きを強いられたものの、後場は一貫して下値を切り上げる展開となり、終盤プラス圏に浮上し小幅高で引けた。日経平均株価終値は、前日比15円64銭高の2万664円64銭と小反発した。

日程面では、12月の商業販売統計、1月の消費動向調査に注目。海外では、米中閣僚級貿易協議で中国の劉鶴副首相が訪米(31日まで)、米1月のADP雇用統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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