明日の株式相場見通し=手控えムード強く小動き、2万1000円前に上値重い
あす(7日)の東京株式市場は、10~12月期の決算発表が佳境を迎えるなか、個別銘柄への物色意欲は継続するものの、そのほかの手掛かり材料には乏しいことから、全般に手控えムードが強く、日経平均株価はきょうの終値近辺での小幅な値動きが予想され、2万1000円を前に上値の重い推移となりそうだ。
市場関係者からは「注目された一般教書演説で、トランプ米大統領は“不公正な貿易慣行を終わらせるために、真の構造改革を含まなければならない”と述べたものの、具体的な内容には踏み込まなかったことから、株価の反応は限定的なものとなった。また、トヨタ自動車<7203>が19年3月期通期の連結最終利益を下方修正したことが、全体相場の手控えムードにつながった」との見方が出ていた。
6日の東京株式市場は、前日の米株高を引き継ぎ買い優勢で始まり、日経平均は一時2万1000台目前まで上値を伸ばしたものの届かず、後場は上げ幅を縮小した。日経平均株価終値は、前日比29円61銭高の2万874円06銭と小幅反発した。
日程面では、12月の景気動向指数、1月の都心オフィス空室率に注目。海外では、英中央銀行の金融政策発表が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)