本日注目すべき【好決算】銘柄 システム情報、石原産、東海カ (12日大引け後 発表分)

注目
2019年2月13日 7時01分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

システム情報 <3677> [東証2]  ★10-12月期(1Q)経常は71%増益で着地

◆19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比71.2%増の3.5億円に拡大して着地。大手企業向けシステム構築・更改案件が増加したうえ、官公庁関連の大型案件も継続し、25.5%の大幅増収を達成。プロジェクト管理の徹底による原価低減に加え、販管費の抑制も大幅増益に貢献した。

上期計画の5.1億円に対する進捗率は69.8%に達しており、業績上振れが期待される。

サニーサイド <2180>   ★上期経常は3.7倍増益で上振れ着地・通期計画を超過

◆19年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の5.6億円に急拡大し、従来予想の2.3億円を上回って着地。マーケティング・コミュニケーション事業のリテーナー案件、スポーツ事業の新規案件が伸びたことが寄与。業務効率化に加え、匿名組合の持分譲渡に伴う分配金が発生したことも上振れに貢献した。

通期計画の5億円をすでに13.6%も上回っており、業績上振れが期待される。

石原産業 <4028>   ★今期経常を一転18%増益に上方修正

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の73億円→99億円に35.6%上方修正。従来の13.2%減益予想から一転して17.7%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。研究開発費が想定を下回ることが上振れの要因となる。直近の農薬登録取得に向けたスケジュールや大阪大学と共同開発する医薬品治験の進捗状況などを踏まえて関連費用の支出時期を見直した。

予想PERが9.3倍→6.1倍に低下し、割安感が強まった。

SIG <4386> [JQ]  ★今期経常最高益予想を5%上乗せ、初配当17円実施へ

◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億円→3.2億円に4.5%上方修正。増益率が2.7%増→7.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。公共系分野のシステム再構築案件や証券系分野のクラウド運用・構築業務などの需要が想定より伸びる。

業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は初配当17円を実施する方針とした。

東和薬品 <4553>   ★今期経常を最高益に34%上方修正、配当増額と株式分割も発表

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の122億円→163億円に33.6%上方修正。増益率が4.1%増→39.1%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ジェネリック医薬品における近年追補品の販売好調や医薬品卸の売上増加が収益を押し上げる。研究開発費や広告宣伝費など販管費が想定を下回ることも上振れの要因となる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の95円→107.5円(前期は95円)に増額修正した。

同時に、3月末割当の1→3の株式分割を実施すると発表。

東海カ <5301>   ★今期経常は32%増で2期連続最高益、24円増配へ

◆18年12月期の連結経常利益は前の期比5.9倍の752億円で着地。続く19年12月期も前期比31.6%増の990億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も世界的な需給逼迫を背景とする黒鉛電極の価格上昇に加え、前期に買収した北米カーボンブラック事業が通期フル寄与し、39.5%の大幅増収を見込む。想定為替レートは1ドル=105円に設定。

併せて、今期の年間配当は前期比24円増の48円に大幅増配する方針とした。

TYK <5363>   ★今期経常最高益予想を14%上乗せ

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比53.8%増の33.3億円に拡大して着地。主要顧客の製鋼メーカー向けを中心に耐火物の引き合いが強い状態が継続したほか、ファインセラミックスなど新素材関連商品の販売も伸び、21.0%の大幅増収を達成したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の34.5億円→39.4億円に14.2%上方修正。増益率が17.3%増→33.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年1月に続き、3回目。

ヴィスコ <6698> [東証2]  ★今期経常を一転13%増益に上方修正

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の3億3000万円→4億7000万円に42.4%上方修正。従来の20.9%減益予想から一転して12.7%増益見通しとなった。中国で電子部品業界向けを中心に画像処理検査装置の販売が伸びることが寄与。利益率の高い海外売上比率が上昇することも上振れの要因となる。

リリカラ <9827> [JQ]  ★今期経常は4.7倍増益、9期ぶり6円で復配へ

◆18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比3.3倍の1.3億円で着地。続く19年12月期も前期比4.7倍の6.3億円に急拡大する見通しとなった。今期はインテリア事業で昨年9月に実施した値上げが浸透するほか、原価低減や業務効率の徹底的な見直しも寄与し、採算が大きく改善する。

併せて、今期の年間配当は6円で、9期ぶりに復配する方針とした。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.