東京株式(大引け)=280円高、米株高に追随し2カ月ぶり2万1000円乗せ

市況
2019年2月13日 15時55分

13日の東京株式市場は主力株中心にリスクを取る動きが続き、日経平均は上昇加速。フシ目として意識されていた2万1000円ラインを突破した。

大引けの日経平均株価は前営業日比280円27銭高の2万1144円48銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は14億1320万株、売買代金概算は2兆7221億4000万円。値上がり銘柄数は1343、対して値下がり銘柄数は709、変わらずは75銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数いずれも大幅高に買われた流れを受けリスクオンの相場環境が継続した。米政府機関が再閉鎖される懸念が後退したほか、米中貿易協議についてもトランプ米政権が3月1日の期限を延長することに柔軟な姿勢をみせ、当面は中国の関税引き上げを先送りする可能性が高まった。これが、投資家のセンチメントを大きく改善させた。先物にショートポジションをとっていたヘッジファンドなどの買い戻しが全体相場を押し上げる形となり、日経平均は2日間で800円を超える上昇をみせ、約2カ月ぶりに2万1000円大台を回復。個別は引き続き決算発表で明暗を分ける展開となったが、為替が円安方向に振れていることで、輸出主力株に追い風が強い。全体売買代金も連日で活況が続いている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし大幅高となったほか、ソニー<6758>、任天堂<7974>も物色人気となった。武田薬品工業<4502>、資生堂<4911>も上昇した。国際石油開発帝石<1605>が値を飛ばし、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連株の上げも目立つ。新川<6274>、船井電機<6839>、サニーサイドアップ<2180>、日本カーボン<5302>がストップ高に買われ、GMOペイメントゲートウェイ<3769>なども高い。

半面、ZOZO<3092>が売られ、マクロミル<3978>、ホシザキ<6465>が急落。レオパレス21<8848>は3日連続のストップ安で売り物を残した。ブイ・テクノロジー<7717>、リョービ<5851>が大幅安、クボテック<7709>、日産車体<7222>なども大きく値を下げた。タカラトミー<7867>、ヤマハ発動機<7272>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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