13日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で5日続伸、証券セクターに買い

市況
2019年2月13日 16時57分

13日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比49.17ポイント(1.84%)高の2721.07ポイントと5日続伸した。終値ベースで、約4カ月ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、51.56ポイント(1.84%)高の2849.66ポイントで取引を終えた。

海外マネーの流入期待が広がる。モルガン・スタンレーは最新リポートで、外資のA株保有比率は今後10年内に、現在の2.6%→10%に拡大するとの予測を発表した。うち2019年に関しては、700億~1250億米ドル相当の資金が純流入すると見込んでいる。指数算出の米MSCIは、グローバル株価指数に組み入れるA株の比率を現行の5%から20%に引き上げることについて、今週15日にヒヤリングを終了する予定。組み入れ比率の拡大が実現すれば、20年までの2年間でA株市場に610億米ドルの資金が流入すると試算された。米中貿易摩擦の緩和期待も強まる。追加関税の交渉期限(3月1日)が迫るなか、トランプ米大統領は12日、「真の合意が近づけば、期限延長の可能性もある」と発言した。

業種別では、証券の上げが目立つ。中国銀河証券(601881/SH)がストップ高、東方証券(600958/SH)が5.5%高で引けた。ハイテク株も急伸。なかでも、第5世代(5G)ネットワーク関連の銘柄が急伸。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が6.6%高と値を上げた。このほか、銀行株や保険株、不動産株、資源・素材株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株なども幅広く物色されている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.79ポイント(1.00%)高の281.70ポイント、深センB株指数が14.79ポイント(1.62%)高の925.02ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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