ダイコク電機---3Qは営業利益、経常利益2ケタ増益。引き続き情報システム事業で利益増
ダイコク電機<6430>は13日、2019年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.4%減の247.95億円、営業利益が同27.2%増の18.41億円、経常利益が同25.6%増の20.16億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同40.1%増の13.42億円となった。
情報システム事業の売上高は前年同期比2.8%減の198.10億円、セグメント利益は同17.5%増の27.87億円となった。第3四半期累計期間は、大手企業に導入が進んでいる情報公開端末「BiGMO PREMIUM 2」及びホールコンピュータの販売は前年同期を上回り、CRユニットの販売においても、新機能による提案が高い評価を受け堅調に推移したが、新規出店や大規模改装が大幅に減少する厳しい市場環境の継続により、その他の主力製品の販売は前年同期を下回った。また、パチンコホールでの人手不足が深刻化するなか、CRユニットのオプション機能である、台毎計数システムの需要は高まりを見せている。利益面では、研究開発費が減少したことで、セグメント利益は前年同期を上回った。
制御システム事業の売上高は同34.4%減の50.24億円、セグメント利益は同3.0%減の3.32億円となった。第3四半期累計期間は、パチンコ遊技機向け表示ユニットの販売は引き続き好調に推移し、前年同期を上回ったが、規則改正に伴う遊技機メーカーの販売計画の見直しやリユース率の上昇等の影響により、制御ユニット及び部品販売においては前年同期を下回った。また、パチスロ遊技機において前年同期に約5,500台を市場投入したが、当第3四半期累計期間での販売はなかった。
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比2.7%増の350.00億円、営業利益が同9.0%増の13.00億円、経常利益が同0.7%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.9%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ