話題株ピックアップ【夕刊】(1):IBJ、ベルトラ、オプテクスG
■IBJ <6071> 943円 +128 円 (+15.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率7位
IBJ<6071>が一時ストップ高。14日の取引終了後に発表した19年12月期の連結業績予想で、売上高150億5500万円(前期比27.4%増)、営業利益18億円(同21.9%増)、純利益12億5500万円(同19.5%増)と2期ぶりの営業最高益更新を見込んでいることが好感された。婚活需要が拡大していることに加えて、結婚相談所を運営するサンマリエを今期から連結子会社化することが寄与する見通し。また、同じく今期に連結子会社化した韓国語教室運営のK Village Tokyoと婚活事業とのシナジーも期待しているという。なお、18年12月期決算は、売上高118億1800万円(前の期比24.9%増)、営業利益14億7600万円(同1.1%減)、純利益10億5000万円(同1.3%増)だった。
■ベルトラ <7048> 1,113円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 本日終値
ベルトラ <7048> [東証M]が続急伸し上場来高値を更新した。14日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比9.1倍の3.1億円で着地。続く19年12月期も前期比71.5%増の5.4億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は旅行関連企業との連携強化や商品拡充に注力し、現地体験型オプショナルツアーの販売を伸ばす。売上高は前期比20.3%増の40.5億円と大幅増収を見込む。
■スプリックス <7030> 2,699円 +353 円 (+15.1%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
スプリックス<7030>が急反発。同社は14日取引終了後に、19年9月期第1四半期(18年10~12月)の単独営業利益が8億9400万円になったと発表。同社は昨年6月29日に新規上場したため前年同期との比較はできないものの、上半期計画14億400万円に対する進捗率は63.7%に達しており、これが評価されたようだ。売上高は28億4400万円で着地した。個別指導塾「森塾」の直営在籍生徒数が第1四半期末で2万8581人(前年同期に比べ3928人増)と順調に増えたことや、教育ITを利用した学習塾「自立学習RED」のフランチャイズ教室が48教室(同20教室増)となったことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
■学研ホールディングス <9470> 4,875円 +620 円 (+14.6%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率9位
学研ホールディングス <9470> が一時ストップ高に買われた。14日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比3.8倍の7.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。昨年買収したグループホームを運営する介護大手メディカル・ケア・サービスの業績上積みが収益を押し上げた。通期計画の40億円に対する進捗率は5年平均の5.7%を上回る19.6%に達しており、好調なスタートを切ったことが好感されたようだ。
■オプテックスグループ <6914> 2,208円 +188 円 (+9.3%) 本日終値
オプテックスグループ <6914> が続急騰。14日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比横ばいの50.3億円で着地。続く19年12月期は前期比7.2%増の54億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は欧州向け画像検査用LED照明、アジア向け防犯センサーなどの販売が伸長し、7.2%の増収を見込む。なお、想定為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=125円に設定している。
■日機装 <6376> 1,104円 +73 円 (+7.1%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期税引き前は9%増益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
日機装 <6376> が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期の連結税引き前利益は前の期比17.2%増の97.4億円になり、19年12月期も前期比8.8%増の106億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を16円→18円(前の期は16円)に増額し、今期も前期比2円増の20円に増配する方針とした。
■ワタミ <7522> 1,510円 +98 円 (+6.9%) 本日終値
14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は11%減益・通期計画を超過」が好感された。
ワタミ <7522> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.8%減の9.1億円に減ったが、通期計画の9億円に対する進捗率が101.1%とすでに上回り、さらに5年平均の89.0%も超えた。
■富士ソフト <9749> 4,790円 +295 円 (+6.6%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常は1%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ」が好感された。
富士ソフト <9749> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比17.7%増の120億円になり、従来予想の103億円を上回って着地。19年12月期も前期比1.1%増の122億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を36円→37円(前の期は33円)に増額し、今期も前期比1円増の38円に増配する方針とした。
■岡部 <5959> 934円 +51 円 (+5.8%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常は11%増益、2円増配へ」が好感された。
岡部 <5959> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比10.5%増の56億円になり、19年12月期も前期比10.7%増の62億円に伸びる見通しとなった。
■セイコーHD <8050> 2,513円 +137 円 (+5.8%) 本日終値
セイコーホールディングス<8050>が急反発。14日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を80億円から90億円(前期比16.9%減)へ、純利益を65億円から80億円(同30.7%減)へ上方修正したことが好感された。中国の景気減速が懸念されるなど外部環境の悪化が見込まれることから、売上高は従来予想の2500億円(同6.9%減)を据え置いたものの、足もとで「グランドセイコー」や「プロスペックス」などを中心にウオッチ事業が好調に推移していることが利益を押し上げるとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高1881億6800万円(前年同期比9.7%減)、営業利益101億4100万円(同11.3%減)、純利益96億8900万円(同2.2倍)だった。
株探ニュース