概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は10日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる

市況
2019年2月21日 9時55分

【ブラジル】ボベスパ指数 96544.81 -1.14%

20日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1114.34ポイント安(-1.14%)の96544.81で取引を終えた。98543.68から96544.81まで下落した。

前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。一方、年金など構造改革の進展期待が指数をサポートした。ボルソナーロ大統領は年金改革案を国会に提出したと報じられた。

【ロシア】MICEX指数 2487.82 +1.19%

20日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比29.27ポイント高(+1.19%)の2487.82で取引を終了した。2462.15から2487.82まで上昇した。

買いは先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の再開に伴う進展期待が高まっていることが支援材料。また、堅調な企業業績も対象セクターの物色手掛かりとなった。ノバテック(NVTK)はこのほど、2018年は4.7%の増益、42.6%の増収を発表した。

【インド】SENSEX指数 35756.26 +1.14%

20日のインドSENSEX指数は10日ぶりに反発。前日比403.65ポイント高(+1.14%)の35756.26、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同131.10ポイント高(+1.24%)の10735.45で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。また、この日の主要なアジア市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。ほかに、米中通商協議の再開に伴う進展期待が高まっていることがインド市場の支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2761.22 +0.20%

20日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.57ポイント高(+0.20%)の2761.22ポイントと3日続伸した。約5カ月ぶりの高値水準に達している。

米中貿易協議の進展が相場を支える流れ。交渉決裂の警戒感がやや後退している。ワシントンで開催中の米中通商交渉に関しては、トランプ米大統領は19日、「協議は複雑だが極めてうまく運んでいる」とした上で、関税引き上げ期限(3月1日)の延長を再び示唆した。人民元安の懸念も薄らぐ。米中協議では、「人民元相場安定の保証を合意の枠組みに組み入れる方向で両国は一致した」と一部で報じられた。中国人民銀行は朝方、人民元の対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定。外国為替市場では元高が急速に進んでいる。

《CS》

提供:フィスコ

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