話題株ピックアップ【夕刊】(1):サインポスト、アンジェス、キーエンス

注目
2019年2月22日 15時14分

■サインポスト <3996>  3,865円  +700 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値

サインポスト<3996>はストップ高。21日の取引終了後、JR東日本<9020>グループのベンチャーキャピタルであるJR東日本スタートアップ(JRES)と、AI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を利用した無人決済店舗の事業化に向けて、折半出資で合弁会社を設立することで基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。両社は2017年に開催された「JR東日本スタートアッププログラム」(JR東日本が主催)以降、スーパーワンダーレジを利用した無人決済店舗の実用化に向けてJR大宮駅やJR赤羽駅で実証実験を行ってきた。今回、無人決済店舗の実用化に必要なシステムやサービスの開発と改良を加速するため、合弁会社を通じて両社の技術とノウハウを活用して事業化を目指すことで合意したとしている。

■アンジェス <4563>  885円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値

アンジェス<4563>が連日のストップ高。大阪大学発の創薬ベンチャーで遺伝子治療薬の開発を手掛けるが、重症虚血肢治療薬「コラテジェン」が20日、厚生労働省の専門家会議で承認されたことが伝わり、一気に人気化した。同社は21日に同治療薬が「厚生労働省薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会」で審議され、条件及び期限付き製造販売承認が了承されたと正式に発表している。なお、19年12月期の業績予想については遺伝子治療用製品の上市を見込んだもので、従来からの変更はない。

■SFPホールディングス <3198>  1,828円  +171 円 (+10.3%)  本日終値

21日、東証がSFPホールディングス <3198> [東証2]を28日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■自律制御システム研究所 <6232>  3,930円  +235 円 (+6.4%)  本日終値

自律制御システム研究所 <6232> [東証M]が続伸。21日大引け後、ひふみ投信などの運用を手がけるレオス・キャピタルワークスが財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出しており、レオスの同社株式保有比率が5.18%→7.64%に増加したことがわかった。これを受けて、需給思惑の買いが優勢となっている。

■キーエンス <6861>  65,230円  +2,020 円 (+3.2%)  本日終値

キーエンス<6861>が全体軟調相場に逆行して6万2000~6万3000円のもみ合いを上放れてきた。株価は好決算発表を受けて2月4日にマドを開けて上昇、13週・26週移動平均線を一気に飛び越える形となった。また同時に、昨年11月初旬と12月初旬につけた戻り高値水準の6万3000円台を上に抜けたことから中勢トレンド転換を明示している。FA用センサーのトップメーカーで、センサーはIoT市場の拡大と合わせ需要が急増、18年4~12月期は本業のもうけを示す営業利益が前年同期比14%増と2ケタ伸長を果たした。信用買い残は枯れ切った状態で、機関投資家の実需買いが株高に反映されやすい。

■オークマ <6103>  6,150円  +80 円 (+1.3%)  本日終値

オークマ<6103>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を8000円から8500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、工作機械需要は貿易摩擦による景気悪化懸念から一部顧客で様子見ムードが生じているが、日本と欧米では自動車や一般産業などで底堅い需要が続いているほか、中国も資金繰りの改善で18年12月をボトムに需要は下げ止まりつつあると指摘。このため、受注モーメンタムは鈍化しているが、受注の絶対水準そのものは高原状態が続いており、20年3月期は増益確度が高いと予想しており、一方で株価にはバリュエーションに割安感があることから、再評価余地が大きいとしている。なお、業績見通しについては、19年3月期営業利益予想を268億円から271億円へ、20年3月期を同301億円から317億円へ、21年3月期を同309億円から324億円へ上方修正している。

■スシローGH <3563>  7,180円  +90 円 (+1.3%)  本日終値

スシローグローバルホールディングス<3563>が反発。同社は21日取引終了後に、香港の現地子会社が増資を行い、その全額を引き受けると発表した。香港子会社は店舗進出に関する調査・検討を目的に19年1月に設立されたが、より具体的な店舗進出に向けた取り組みを行うため増資を実施することを決めたという。1月にはシンガポールの現地子会社も増資しており、更なる海外展開への期待感が株価の下支えとなっているようだ。

■ALBERT <3906>  11,430円  +140 円 (+1.2%)  本日終値

ALBERT<3906>は小幅続伸。岩井コスモ証券は21日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1万5000円とした。同社は、人工知能(AI)を活用するビッグデータ分析に強みを持つIT企業。従来よりも大量のデータが飛び交う5Gのデジタル社会に移行するなか、AIやビッグデータ分析に強みを持つ同社の中期的な成長が期待できるとみている。18年12月期の連結営業利益は2億100万円(前の期は1億6100万円の赤字)と4期ぶりに黒字転換、19年12月期の同利益は前期比79%増の3億6000万円、20年12月期は同6億5000万円を予想している。

■ワークマン <7564>  7,480円  +80 円 (+1.1%)  本日終値

21日、ワークマン <7564> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

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