免疫生物研究所が後場急騰、遺伝子組み換えカイコによる医薬品製造に関してPMDAから同意
免疫生物研究所<4570>が後場急騰。この日正午ごろ、医薬品開発を進めている遺伝子組み換えカイコを用いた抗HIV抗体などに関して、最も懸念されていた遺伝子組換えカイコの系統・バンク管理などに関する計画について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から同意を得ることができたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
同社が進めている遺伝子組み換えカイコを用いた医薬品原薬の生産については、製造および品質管理のガイドラインが存在せず、原薬の品質を確保するために独自の製造・品質管理システムを構築し、その妥当性を評価する必要があった。特に、原薬品質の恒常性を保証する遺伝子組み換えカイコの系統管理や、出発基材となるトランスジェニックバンクの管理システムを構築することは、カイコを用いた医薬品原薬生産の根幹に関わる極めて重要な開発課題だったが、PMDAとの戦略相談でいくつかの指摘はあったもの、基本的な品質管理の考え方については「異論なし」との回答を得て、適切性が認められたとしており、開発の進捗加速が期待されている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)