山王がカイ気配で水準切り上げる、開発中の水素透過膜の良好な進捗状況を発表
山王<3441>が寄り付き大量の買い注文に値がつかず、気配値のまま水準を切り上げている。5日・25日移動平均線が収れんする720円近辺を一気に上放れる動き。同社は電子部品の金属表面処理加工を手掛け、金メッキ加工を主力としている。4日取引終了後、開発中の水素透過膜の進捗に関して福島再生可能エネルギー研究所が発表を行ったことを開示。電解法を用いることで薄膜化が可能であり、貴金属パラジウムが必要量で作製できることからコスト面の負担も軽減され、膜の性質はしなやかで伸びにも強く、評価の結果水素透過量は文献値を超える状況となった。これを材料視する形で投資資金の買いを呼び込んだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)