明日の株式相場見通し=日経平均はもちあい弱含み、先高期待不発で買い手控え

市況
2019年3月6日 17時49分

あす(7日)の東京株式市場は、このところの米株式相場の軟調推移などを背景に、短期的な投資家心理が後退していることから日経平均株価は、もちあい弱含みの推移となりそうだ。

市場関係者からは「今週初めの4日に、日経平均が昨年10月高値から12月安値までの押し幅の半値戻しとなったことで、先高への期待感が取りざたされたものの、実際には目先的な達成感から売り優勢となっている。海外投資家も、きょうで6日続落となったトヨタ自動車<7203>の弱さを象徴的な動きと捉えて、株価指数先物主導で売りに傾いてきた。きょうは、寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が1銘柄で50円分日経平均を押し下げている。また、東証1部の売買代金は1兆9688億円と、2月26日以来約1週間ぶりに2兆円台を割り込む薄商いとなった」との見方が出ていた。

6日の東京株式市場は、リスク回避の流れのなか主力株中心に見送られ日経平均株価は続落となった。後場後半は戻り足をみせたものの2万1600円台を割り込んだ。日経平均株価終値は、前日比129円47銭安の2万1596円81銭と続落した。

日程面では、1月の景気動向指数、2月の都心オフィス空室率に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会(ドラギ総裁会見)、米1月の消費者信用残高、中国2月末の外貨準備高が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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