<注目銘柄>太平洋工業、20年3月期は米・仏企業の買収効果がフル寄与
太平洋工業<7250>は1月31日、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を1350億円から1380億円(前期比17.2%増)へ、経常利益を105億円から108億円(同13.9%増)へ、最終利益を76億円から78億円(同5.5%増)へ増額した。
同社は、自動車用プレス製品・タイヤバルブメーカーで、トヨタ自動車<720.3.T>向けを主体としている。18年8月の米・仏企業3社の買収に伴い、タイヤバルブの世界シェアは約半分に達している。20年3月期はこの買収による効果が業績にフル寄与する。
株価は、昨年12月25日に1278円で昨年来安値をつけて以降、順調に下値を切り上げている。ただ、PER13倍台、PBR1.0倍台と株価指標面では依然として割安水準にあり、上値余地は十分といえそうだ。(朱)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)