4月5日のNY為替概況
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円58銭まで下落後、111円82銭まで上昇し111円70銭で引けた。
米国の3月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びがネガティブサプライズとなった2月分から予想以上に改善したためリセッションへの懸念が緩和。利下げ観測も後退したためドル買い・円売りが優勢となった。その後、トランプ大統領が「FRBは利下げや量的緩和(QE)を講じるべき」との見解を示したためドルが伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.1246ドルまで上昇後、1.1210ドルまで下落し1.1215ドルで引けた。
ユーロ・円は、125円50銭から125円25銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3080ドルから1.2987ドルまで下落した。
メイ首相と労働党の交渉が行き詰まり、無秩序な離脱への警戒感が再燃しポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9991フランから1.0012フランまで上昇した。
[経済指標]・米・3月非農業部門雇用者数:+19.6万人(予想:+17.7万人、2月:+3.3万人←+2.0万人)・米・3月平均時給:前年比+3.2%(予想:+3.4%、2月:+3.4%)・米・3月失業率:3.8%(予想:3.8%、2月:3.8%)・米・2月消費者信用残高:+151.88億ドル(予想:+170.00億ドル、1月:+177.2億ドル←+170.49億ドル)
《KY》
提供:フィスコ