15日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日続落、上海50A指数は0.2%上昇

市況
2019年4月15日 17時04分

週明け15日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比10.84ポイント(0.34%)安の3177.79ポイントと3日続落した。上海A株指数も下落し、11.38ポイント(0.34%)安の3328.42ポイントで取引を終えている。

売り圧力が意識される流れ。中国景気の先行き楽観などで上海総合指数は一時2%上昇したものの(年初来高値に接近)、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じている。12日引け後に発表された金融統計では、国内金融機関の人民元建て新規融資が予想を上回った。前月実績と比較し、2倍以上に膨らんでいる。今週は17日に3月の重要経済統計(鉱工業生産や小売売上高など)や第1四半期GDP成長率が公表されることもあり、結果を見極めたいとするスタンスも漂った。

業種別では、医薬品が安い。薬明康徳(603259/SH)が3.4%、人福医薬集団(600079/SH)が3.1%、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.7%ずつ下落した。発電株、食品・飲料株、自動車株、不動産株、ハイテク株、資源・素材株などもさえない。

半面、時価総額上位の金融株はしっかり。中国平安保険(601318/SH)が1.5%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%高と値を上げた。大型株が買われるなか、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.2%高で引けている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.12ポイント(0.04%)安の313.14ポイント、深センB株指数が23.19ポイント(2.18%)安の1039.07ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.